10月11日(金)「桃の肥料まき & 小松菜の成長が順調。間引きと追肥の手入れを――」

10月11日のなのはな

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 桃の追肥準備が終わり、今日は追肥をしました! 桃の木には何を追肥するのだろうと疑問に思っていたのですが、硫酸マグネシウム、鶏糞、その他にもたくさんの種類の肥料を撒くと教えてもらって、1種類だけではないことに驚きました。甘くて美味しい桃を作るためには、色々な種類の肥料や作業が必要不可欠なのだと感じ、桃を作ることの難しさや繊細さがより明確に分かり、美味しい桃をいただけることのありがたみがいっそう増しました。

 今日は硫酸マグネシウムを木の周辺に撒きました。木の根が伸びすぎてしまわないように、肥料を撒く範囲に気を付けながら行いました。根本から1メートルは撒かないこと、葉があるところより外には撒かないことが注意事項だったのですが、正しい範囲で、いいように桃に肥料が届くようにすることは、とても緊張しました。

 

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 最初は緊張のあまり、慎重になりすぎて速度が遅くなってしまい、なかなかスムーズに撒くことができなかったのですが、撒く木の本数が増えるにつれ、どのくらい投げたら均等に肥料がばらけるか、範囲内で収めることができるかが分かるようになっていき、撒く速度も上げることができました。あけみちゃんの撒き姿が一定で、丁寧でとても綺麗だったなと思います。

 

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 木の年数によって肥料をやる量が違い、その木に適切な量があり、本当に桃の作業は繊細で、綿密で頭を使う作業なのだと思いました。

 作業の最初にあけみちゃんが終わらせたい畑を教えてくれた時は、6枚ほどあり、午前中だけで終わらせることができるのだろうか、と少し不安な気持ちがあったのですが、なんとしてでも終わらせたいと思って作業をしていたら、作業終了時間の30分前には追肥を終えることができて、とても嬉しかったです。

 

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 残り時間は次の追肥の準備で、肥料となる牡蠣殻を砕きました。作業前に、みんなで足で牡蠣殻を踏んで砕いていただけでも、たくさんの量があったのですが、さらに砕くことができて次の作業に向けて進めることができて嬉しかったです。

 牡蠣殻を地面に広げ、その上を軽トラで往復して砕いたのですが、タイヤで砕くとより細かくされ、桃にもよく栄養がいきそうだと感じました。1トン分撒くということだったので、まだ追加でたくさん砕く必要があるかなと思うのですが、また砕く際には栄養がいくように、できるだけ細かくなるように砕きたいなと思います。

 

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 来年の桃のために、今の時期から丁寧に先を見据えて作業していることが本当にすごいなと感じます。稲もそうなのですが、年中ずっと手入れなどを継続して美味しいものを作るには忍耐力や視野の広さなど、たくさんのことが必要なのだろうなと思い、常に桃の作業をしている桃メンバーが本当にかっこいいなと思います。私もその中にまぜてもらい、いいものを作るんだ! という空気感の中で一緒に作業をできることが本当にありがたいことだと感じました。今日撒いた肥料が桃の一部となって、美味しい桃がなってくれると嬉しいなと思います。

(あや)

 

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 第1鉄塔畑の小松菜、第1弾として種をまいた株がほぼすべて発芽して、成長しています。今日は小松菜の手入れをしました。敷き草の回収、間引き、追肥、土寄せ、ネットがけと、行程がたくさんありましたが、現地へ行く前に、手順をみんなで確認して、気合いを入れて畑に行きました。

 まず最初に敷き草の回収をしました。小松菜を傷めないように、でもスピード感を持って、作業しました。次に、大きくて綺麗な小松菜を残して、間引きをします。発芽率が良くて、ふたつとも綺麗で、どちらを間引くか迷うものもありましたが、一瞬で判断してスピーディーに間引きをするのが楽しかったです。

 

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 間引きをしないと、株が上手く育ちません。見落としなく確実に全ての株を間引きできるように、2人1組になって、間引きをしました。私も、ペアの人と向かい合って間引きをしました。ペアの人が、間引き忘れに気付いて教えてくれたりして、ペアの人の存在が心強かったです。

 それから、牛肥の追肥です。4条植えになっている条間に、筋まきに牛肥をまきました。小松菜にあてないようにして牛肥をまくのが難しかったですが、これが美味しい小松菜の栄養になるんだと思うと、充実感がありました。

 

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 最後に中耕と土寄せです。根を傷めないように、軽く牛肥と土を混ぜて、株がしっかりと上を向くように土寄せをします。土寄せをして、ピンと上を向いた小松菜たちを見ると、小松菜たちが誇らしげに胸を張っているように見えて、頼もしく感じました。立派に育って美味しい小松菜になりますようにと、土寄せをしながら小松菜に念を送りました。黙々と、小松菜と心を通わせながら作業していると、心が清められました。

 

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〈第1鉄塔畑の、残りのスペースに、小松菜をつくる新たな畝も立てました!〉

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 最後はネットがけです。虫が入らないように、すき間なく厳重にネットに土をかけました。行程がたくさんありましたが、みんなで力を合わせて、2時間で作業を終えることができました。その後も、他の作業を進めることができて、明日は気持ち良く、勝央町金時祭りのリハーサルに向かえそうです。

(えつこ)