「バナナハウス」 ななほ

10月9日

 現在、バナナが親指の太さくらいに肥大しています。毎日、朝にハウスを見に行き、吉畑ハウスのそばを通るときは必ずバナナハウスの中を通り、1日に何度、バナナを見ても飽きないくらい、バナナがとても愛おしいし、バナナを見ているだけで、「絶対に収穫するぞ」と気合が入ります。

 昨日は雨が降る中ではあったのですが、早朝の時間に、きくちゃんが手伝ってくださってバナナの実にネットをかけたり、バナナハウスのビニールの取り付けや晩白柚の防除、晩白柚の袋掛けなどをすることができました。

 ハウスに着いた瞬間、きくちゃんが、「わぁー、これがバナナ!」と飛び跳ねて喜んでくださり、きくちゃんの太陽のように明るい笑顔に雨が降っていることも忘れてしまうほどでした。

 きくちゃんが何度も、「今日はすごく、嬉しかったです。ありがとう」と声をかけてくれて、夜、寝る前も、「バナナの作業ができて良かった」と声をかけてくれて、それだけで嬉しい気持ちになりました。

 そして今朝は、きくちゃんと唐辛子の収穫に行きました。きくちゃんが辛い物が苦手のようなのですが、唐辛子の収穫のプロフェッショナルで、40分間で1.6キロの唐辛子を収穫することができました。

 ナスやゴーヤがピーク時に1日で200キロ、300キロと採れていることからしたら、唐辛子の1.6キロは少なく感じるかもしれませんが、唐辛子は1本がとても軽いので、数にしたら、とても、とてもたくさんありました。

 ブルーの収穫かごに、鮮やかな赤の身体と緑のヘタをつけた唐辛子がたくさん入っている光景は、目がちかちかしたのですが、唐辛子を食べたわけではないけれど、目がパッと開くように感じました。

 まだまだたくさん収穫できそうで、とても嬉しいです。

 話は変わりますが、保育の勉強が一段落し、みんなと畑に出られる時間がとても楽しいです。

 日中も畑でナスの剪定や体育館横の片づけをしたり、雨の日は選別やダンス練習をしたり、夜はギターの練習や台所チームのみんなと集まったり、ウィンターコンサートに向かう中での日々の畑作業や当番などの一瞬一瞬が、とても大切に感じるし、その中に一つひとつ、楽しさややりがいを感じます。

 特に最近はギターを弾いている時間と、パソコンでコンサートの係の為にデザインの案を考えたり*する時間が小さな楽しみであり、自分自身を前向きに保つための1つの楽しみになっています。

 夜の時間も有効に活用し、足りていないギターやダンスの個人練習もより質の高いものにしていきたいです。