10月9日のなのはな
卒業生ののんちゃんが、なのはなに帰ってきてくれました。毎年、ウィンターコンサートの時期になると、お忙しい中でも、なのはなに帰ってきてくれて、多人数ダンスの考案や、振り入れをしてくれます。のんちゃんが帰ってきてくれることを知ったといきから、とても嬉しい気持ちでいっぱいになったし、それと同時に、のんちゃんに、より良く進化したダンス、演奏を見てもらいたい、と気持ちが引き締まりました。
そして、今日は、1人ではなく、のんちゃんのパートナーのかつのりさんも一緒でした。アセスメント曲目の演奏を見ていただくことになり、一層気合が入りました。
曲目は、全部で4曲あり、1曲目から『ビューティフル・ピープル』『ルナ』『バッド・ハビット』『ホワイト・フラッグ』でした。ラストの曲、『ホワイト・フラッグ』は、去年のウィンターコンサートのエンディング曲です。このダンスの振りも、のんちゃんに見てもらったものでした。
私は、4曲とも、バンドメンバーとして演奏させてもらいました。ステージに立っていると、のんちゃん、かつのりさんの表情がよく見えました。とても明るい空気で、一曲一曲味わうように、笑顔で見て下さっていることを感じて、嬉しい気持ちになりました。
バンドで、自分の楽器の音を出すにしても、どんな気持ちで、どんな理想を持って音を出すのかで、同じ楽譜でも、まるっきり別の曲に聞こえるぐらい、違いが出ることを知り、気持ち、心意気の大切さを感じました。次々に曲を演奏する中でも、1曲1曲を、メリハリつけてその曲の気持ちになって、自分が全体の音の一部になって演奏するのが、気持ちを強く持っていないと出来ないことだなと思います。でも、そのことを、前で見ている人がいる中で、平然とできるようになりたいと思いました。今日の演奏も一つの本番であり、訓練にもなりました。
ウィンターコンサートまで日は限られているし、その日程の中で人前で見せる機会も数えるほどしかありません。でも、1回1回を、これが最後でもいい、と思えるぐらい本気で、全身全霊で向かったら、日が短いと感じないぐらい積み上がっていくものがあるのだろうなと思います。今日の演奏が、その1回になって、少しでも次に繋がっていたらいいなと思います。
また、演奏を見てくれた、のんちゃんやかつのりさんにも、コンサートに向かう自分たちの心意気の一部分を見てもらえて、大きな拍手をもらうと、自分たちの気持ちを肯定してもらえたような気持ちになりました。場所は違っても、同じ志の強力な仲間がいること、そして気持ちで繋がっていることが、とても心強く思いました。
(りな)
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連日の雨が止み、朝には虹が出て、今日から晴れが続く模様!
貴重な畑の作業時間に、今日はキャベツの鉢上げと、ホウレンソウの種まきをしました。
雨の期間も、苗は温室で雨宿りをしながら、着実成長していて、特に昨日は、キャベツの成長が顕著にみられました。
つい3日前まで、双葉の元に、小さな小さな本葉が出てきたなぁと思っていたのですが、昨日、キャベツを見ると、本葉が3センチくらいにまで大きくなっていて、
(これは、そろそろ鉢上げしないといけないな)
と思っていたところで、丁度、まえちゃんが鉢上げの作業を入れてくれていて、約350株のキャベツを、6号ポットに鉢上げしました。
200穴のセルトレーの中で、繊細で白く、ちいさな毛がフワフワと生えた根が渦を巻いて、根鉢ができあがっている光景は、いつ見ても、神聖に感じます。
苗が、安心して、のびのびと大きくなれるように、生長点が埋まらない、ぎりぎりのところまで植えて、培土の表面を軽く押えて、沈まないようにし、最後にたっぷりと水をやって、鉢上げ完了!
こまめにタイムコールをして、目標の12時に鉢上げを終えて、急いで二重ハウスに向かいます。
鍬を持って向かった、二重ハウスで何をするか。
それは、わたしが好きな作業トップスリーに入る、畝たて。
そして、この幅60センチの畝いっぱいにホウレンソウを育てます。
ホウレンソウは、湿害を受けやすい印象があり、まえちゃんからの、「高畝でお願いします」という伝言を大事に、がっつり高畝を作ってきました。
連日、雨が降っていましたが、ハウスの中は雨の影響を受けず、さくらちゃんが耕してくれた土はサラサラのフカフカで、丁度、ハウスのセンターラインに、畝の中心をピシッと揃えることができました。
美しい畑に美しい野菜が育つ、という言葉が本当なら、ここで育つホウレンソウは、絶対美しく育つだろう、そう思えるスタートダッシュが切れて、大人数作業のみんなも一緒に、5畝全部、まっすぐ綺麗に立て終えることができて嬉しかったです。
そして午後からは、このピカピカの高畝に種を蒔きました。
わたしは、りなちゃんと一緒に赤カブをまき足してから、ほうれん草の種まきに合流したのですが、先日まき足した赤かぶは、すべて芽が出そろっていて、新ハウス前にまいた玉ネギも、ぞっくり出ていて、いろんな野菜の発芽を見ながら、歩くのも嬉しい時間でした。
二重ハウスに到着すると、既にまえちゃんたちが1畝をまき終えていて、わたしはりなちゃんと向かい合わせて、2条ずつ、15センチ間隔で種まきしていきました。
ホウレンソウの種は、アブラナ科の野菜の種に比べると、3倍ほど大きく、青いメタリックのコーティングもしてあるため、蒔きやすいなと感じ、だからか、種まきも大分早かったなと思います。
種を蒔きながら、まえちゃんが、
「ホウレンソウが11月にとれたら、トンネルをかけて、もう1回種まきしよう」
と話してくれて、「小松菜も、収穫したら、空いたところから種まきしよう」とも話してくれて、1回収穫したら終わりじゃなくて、続いていくのは寂しくないなと思いました。
畝の上で、何度も綺麗なホウレンソウや小松菜が育つのを想像すると、ワクワクしたし、それが実現できるように、できることを頑張りたいです。
種まきを終えて、不織布をかけて、水やりをし、あとは毎日水やりを欠かさずやって、種が乾かないように気を付けて、発芽を待つのみ。
今日、種まきしたホウレンソウは、なぜかとても発芽率が良い気がしていて、これからが楽しみだなと思います。
(なつみ)