10月8日のなのはな
柔らかい雨が降り続いた1日でした。雨雫をのせたノコンギク、濡れた花びらを少し重たそうにしているコスモス、真っ赤な曼珠沙華。秋の花々が咲く景色から、ひんやりとした空気が流れ込んできます。
1日を通して、音楽練習に向かいました。午前には、発声やステージでの歩き方などの基礎練習と、『Who Wants To Live Forever』のダンス練習を、そして午後には、『Smooth Criminal』の楽器練習、勝央町金時祭へ向けたダンス練習、そしてウィンターコンサートで演奏するアンサンブルの練習を回しながら、リビングに集まって穀物の選別作業も進めました。
アンサンブル演奏では『il vent d’oro』という楽曲の個人練習と、合わせを行ないました。音楽室に集まっての合わせでは、曲を場面ごとに区切り、きびきびとしてノリのよいリズムを繰り返し吹いては、少しずつテンポを上げていきました。サキソフォンのパートでは、楽譜には記されることのない表情や節回しもつけて、より魅力的なメロディを目指しています。
夜には、藤井先生が来てくださり、アコースティックギター教室がありました。
ウィンターコンサートへ向け『Night in TAIPEI』という曲の練習をしています。
この夜は、曲全体を支えるベースラインを取りあげて、全員で集中して練習しました。
この曲のベースラインには、カッティングという奏法が用いられており、歯切れよく確実なカッティングをするための指の角度など、藤井先生が演奏についてのアドバイスをしてくださいました。他にもさまざまな技法が登場する『Night in TAIPEI』は、いくつかのパートに分かれて演奏する予定です。
アコースティックギターを持ち始めて間もないメンバーも多くいますが、全員がいち早く熟練できる練習の時間や空気を作っていきたい、人数が多いことの強み、すごみを感じられる演奏を目指したい、と、ギターアンサンブルの担当者が話してくれました。
コンサートへ向けて、ダンスや、コーラス、楽器の練習などをし、さまざまなジャンルの演奏に挑戦しています。どの練習でも、レベル高く価値のある表現を目指しながら、気持ちを耕し、心のひだを増やし、粘り強い心身を作り、力をつけていきたいです。そして演奏だけではなく生活のなかで、当たり前の基本を守り、きちんとけじめを持ちながら、いつどこでも前向きな気持ちで幸せを感じられる心を、みんなで作っていきたいです。