10月2日のなのはな
なのはなの玄関下で、ずらっと並んでポットに入っていたセロリ。ポットの中で窮屈そうにしていたのですが、今日、待ちに待った植え付け作業をしました!その数、およそ2500株!! 4つのビニールハウスがセロリの家となりました。
畑につくとハウスの中にきれいに畝が整形されて、奇麗な高畝にびっくりしました。するとトラックに大量のセロリの苗が積まれてやってきて、その光景にさらに驚きました。大量のセロリを植え付けるところから作業がスタートし、6人の人が畝の上に等間隔にセロリを置いて行ってくれて、それを追いかけるようにセロリを植えていきます。
植え付けの作業をするのは、夏野菜の時ぶりなので、とても久しぶりに感じました。さらに、秋冬野菜の植え付けのトップバッターはセロリで、植え付けているとすごく、「秋だなぁ!!」という感覚になりました。植え付けや種まきの作業は、やった人によって野菜が育つか決まる、と言われるくらいなので、いつも緊張します。初めは緊張して、「土かけすぎたかなぁ」とか「周りの土と平行になってるかなぁ」などとすごく気にしてしまってセロリをずっといじくっていました。しかし、セロリの数はおよそ2500株。スピード感も大切にしないと終わりません。作業リーダーさんの手元をよく見て、このくらいの丁寧さでこのくらいの速さでやってるんだ、と密かにチェックして密かに真似をしました。するとさっきよりぐんとスピードが速くなったし、求められている丁寧さがわかってきて、それに合った手つきをしたら無駄な動きが無くなりました。
どんどん進めていって、あっという間に気が付いたら植え付け終わっていて、びっくりしました。植え付け終わった後は、草敷きをしていきました。この作業はなのはなに来るまで全く知らなかった作業なのですが、野菜が小さいうちは虫の被害が大きいので株周りに草を敷いて、苗を食べる前に草で虫のおなかを満たす大作戦! らしいです。
チーム対抗で草敷きを早く終わらせる競争をしよう! ということになりました。1チーム1畝に入って草敷きのスピードを争います。私のチームは、まこちゃんとりんねちゃんで3人。リーダーはまさかの私。自分なんてできるわけない! という拒絶反応を起こしながらも、自分がリーダーに選ばれたからには、どうやったら早くできるか考えないと! という気持ちもあり、チームの2人にどこからスタートするかやスピード感のことを指示していきました。
よーいドンの掛け声で、みんなが一斉にスタートしていきます。私も負けじと、一生懸命動きました。なるべく速く。
手の届く範囲は草で埋めていって、しゃがむより中腰のほうがスピードが出るので態勢も本気モードで頑張りました。するとまさかの1位。1番に私たちのチームが終わらせることができてすごくうれしかったです。自分にとって初めてのリーダー経験だったけれど、とてもいい経験になったし、すごくいい思い出になりました。みんなで競争しながら作業を進めていくと、これもまたあっという間に草敷きも終わらせることができました。
今回のセロリの植え付け作業は、ネット掛けまでは終わらせることはできなかったけど、とてつもない速さでみんなと協力しあいながら作業することができてうれしかったです。今回の作業が楽しかったからなのか、自分が成長して早く動けるようになったのか、わからないけど、どっちの理由でも自分にはすごくうれしく感じます。明日にはネットをかけられると思うのでまた頑張りたいです。セロリ、またみんなで収穫したいなぁ
(ゆうな)
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ウィンターコンサートに向けて、管楽器アンサンブルの練習が始まりました。
予定している曲は、『動物の謝肉祭』から4曲と『il vent d’oro』という曲です。
今日は、楽譜が用意できた『il vent d’oro』を練習しました。
サックス、トランペット、トロンボーンの管楽器と、キーボード、ベース、ドラムの編成です。
トランペットは、卒業生のあやこちゃんが吹いてくれる予定になっていて、とても心強いです。以前、コンサートで演奏した『風変わりな美女』のアンサンブルで、あやこちゃんのトランペットの音に合わせて1オクターブ上のフレーズをソプラノサックスで吹いていたことを思い出しました。あやこちゃんがいてくれたから、トロンボーンやサックスの混合アンサンブルでも、トランペットの旋律が遠くまで響くバランスの取れた音で演奏できていたな、と思いました。
この曲は、ダンスメンバーも加わって、管楽器の動きが付きます。まずは、演奏できる形を目指して練習を始めたけれど、振りが付いて立体的なパフォーマンスになるのだと思うと、とてもワクワクします。
動きが付く分、フレーズの構成はシンプルで、管楽器をブリブリ言わせて吹けるような、アップテンポの曲です。早い指の動きの部分もあるけれど、スタイリッシュで格好良い曲の雰囲気が楽しくて、みんなで練習を進めていきたいです。
今日は、個人練習で譜読みを進めて、最後に数回合わせてみました。フルメンバーではなく、ゆっくりなテンポだったけれど、曲の形が見えてきたことが嬉しかったです。
一緒に練習するメンバーの、一つひとつの音を確実に演奏していこうとする姿勢が印象に残りました。アンサンブルは楽器のベテランのメンバーが多いけれど、全員での楽器演奏で、なのはなに来て初めて楽器を持つ子と一緒に練習している積み重ねが、そのまま一つの曲を作り上げる工程の基礎となっているように感じました。
(さとみ)