10月1日のなのはな
10月のはじまり。まだまだがんばる夏野菜も応援しつつ、なのはなの畑も秋冬野菜の栽培も動き出しています。今日は、主にカブと小松菜の手入れ、ビニールハウスハウス周辺の草取りをしました。
まず午前中に向かったのは、崖崩れ下ハウス3棟と、藁ハウスの草取りです。草刈り機で刈れないハウスぎわや、ビニールやポールの周辺を鎌で草取りしました。お仕事組さんである、ゆきちゃんの明るくはつらつとした声や出してくれる空気が全体を明るく前向きな方向へ持って行ってくれて、終始楽しく作業することができました。休憩をはさみながら、1時間もかからないうちにハウスまわりと中の草取りを終えて、あとは肥料を入れて耕すだけ、という状態にできました。
次に向かったのは、カブを育てている、ゆず畑です。
カブも、後ほど手入れをした小松菜も、種まきをして芽が出たばかりですが、虫の被害により、双葉がぱっくりと食べられてしまっている株がいくつかありました。その対策として、虫の餌用に、株まわりに刈りたての草を敷きました。ネキリムシはただ草といっても硬そうな草は好まず、クローバーのような柔らかい緑色の葉を好みます。しかし連日の暑さと、雨が降らない天気の影響で、畑の畔の草はほぼ硬くなってしまい、草しきに使えるような柔らかい草がなくなってしまっています。そのため草敷き用の草を集めることに苦心しました。
まず畝にかぶせていた不織布と、不織布をとめていたペグを回収し、それを追うように草敷き、ポールさし、防虫ネット掛けをしました。不織布からネットに変える、という時期が少しでもずれてしまうと、虫が入ってしまったりして大変だから、今日中に終わらせたい、とまえちゃんに教えてもらって、とても大事な作業なんだなと、気合いを入れて臨みました。
カブの双葉は、ごく小さなクローバーのようでした。小さなカブを埋めてしまわないように気を付けながらの草敷きは、とても緊張したけれど、カブのまわりに円を描くように草を敷いていく工程は地上絵を作っているようで、楽しかったです。
不織布から、ぴんと張ってネットかぶせた光景に変わると、カブの成長を感じられてうれしかったです。
午後になり、はじめに新ハウスと二重ハウスの草取りをしました。まちちゃんのリーダーのもと、スピードを意識して、与えられた役割をみんなそれぞれ果たしていきました。
タイムリミットまであと5分、というところで、できればやりたいユーノスハウスの草取りをどうするか迷ったとき、すにたちゃんが、「行きたいです!!」と言って、行くことになりました。5分でできるところまで、と言われましたが、畑を見てみると5分で終えられそうだったので、みんなで猛スピードで中の草取りを終わらせました。
気持ちよくハウスの作業を終えて、次に向かったのは、小松菜をまいた第1鉄塔畑です。他の作業をしていたみんなもここに集合して小松菜の草敷とネットかけをすることになっていたので、続々とみんなが集まってくる様子が、心強くて嬉しかったです。
私はまず、ゆきちゃんとペアになり、これまで小松菜にかぶせていた不織布を巻きました。
さくらちゃん、るりこちゃんが刈ってきてくれた山裾田んぼの畔の草が到着すると、全員での草敷きがはじまりました。小松菜は4条植えで育てているので、5本の線を引くように草を並べました。
小松菜の双葉もとても小さくて、そこを隠すようにたくさん草を敷くので、小松菜を埋めてしまわないよう、慎重に草を敷きました。畝がかまぼこ型なので、敷いた草がずり落ちてしまいそうで、カブよりも難しかったです。草は多すぎても少なすぎてもいけなくて、草敷きって難しいなと思ったのですが、やっぱり楽しいです。
それを追いかけるように、他のみんながネットを掛けてくれました。活気のある空気のなか作業できたことが、とても嬉しかったです。この日は、小松菜やカブが食べられてしまっていたため、急遽決まった作業でしたが、みんなでやると、すぐに終わりました。みんなの力って、ものすごいなと思います。
これから始まる秋冬野菜の、良いスタートダッシュを切れるように、これからも引き続き、手入れをがんばります!
(ほのか)