9月29日(日)「基本を大切に揃えることの大切さ 楽器パート練習 & 『Bones』『Ō ‘Urataetae Iti E』初めての合わせ!」

9月29日のなのはな

 音楽合宿第2弾の2日目です。今日は楽器練習の時間に、それぞれのパートをお父さんが見に来てくださいました。

 

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 サックスパートでは、さとみちゃんがリードしてくれるなか、ロングトーン、タンギング練習をしました。1回1回、楽器を吹くごとに、さとみちゃんが、意識したいことを言ってくれます。吹き終わった後に、今の課題、どうしていくのが理想なのかを的確に教えてくれます。自分たちが今どう吹いているのか、どう吹くべきなのか、そのたびに教えてもらえることがとてもありがたいし、分かりやすいなと感じます。その練習をしていると、自分が確実にうまくなっていくことを感じます。

 また、練習を始める前に毎回、立ち姿勢の基本や意識することを声掛けしてくれます。さとみちゃんが見てくれる練習は質が高くて、サックスパートのみんなの気持ちがまとまっているように感じます。
 その様子を見たお父さんが、本当にいい練習をしているから、これを続けたら確実にうまくなると言ってくださって嬉しかったです。

 

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〈各部屋のパートで順番に、お父さんからのアドバイスをもらいました〉

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 練習をするときは、片付いた部屋で、みんな同じ方向を向いて、譜面台の高さも角度もすべて揃えて、姿勢も綺麗な姿勢に揃えて練習することが基本、と教えてくださいました。私が吹奏楽をやっていた時もそうだったことを思い出しました。いい練習とは練習内容だけでなく、その練習場所の環境や、その場にいる全員の姿勢、基本中の基本がまず大事なのだなと実感しました。これからも基本を大事に忘れず、練習に励みたいと思います。

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 この日の午後の音楽練習の集大成として、初めて『Bones』と『Ō ‘Urataetae Iti E』の2曲を、コーラス・ダンス・バンドで合わせました。

 私の午後の練習は、『Ō ‘Urataetae Iti E』のダンスメンバーと一緒に、グラウンドでのダンス練習から始まりました。
 これまでは、7人のメンバー全員で、主に出てくる振り付けを繰り返し踊り、覚えることを目標に練習してきました。午後からは、ソロの部分を踊る人の踊り込みや、メンバーが二手に分かれて踊る箇所の練習に入りました。
 振りだけでなく、隊形の入れ替わりが加わったり、振りを違えたりすることで、ステージに奥行きが出たり、この曲で表現したいこと、見せたい箇所が際立つことを感じました。

 15時半からは、メンバーを入れ替えて、『Bones』の練習に入りました。私は、この曲をアルトのコーラスで歌います。体育館で、あゆちゃんが前からコーラス隊の歌声を聞き、アドバイスをくれました。

 

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 その中で印象的だったことは、歌詞にある「I-I-I」という、サビのはじめの歌い方です。
「母音の連続である歌詞は、力強く声を出すことが難しい。お腹の空気を胸に溜めて、胸や肩を振るわせて、『アイアイアッ』と歌ってみよう。身体の全てを使って初めて、自分の最大の音が出せるんだよ」
 と、あゆちゃんが話してくれました。

 歌っていると、この「アイアイアッ」は、音が散ってしまい、前に大きく出すことが、難しいと感じました。あゆちゃんが話してくれたことを意識すると、お腹が大きく収縮したり、上半身から、一気に空気が押し出され、抜けて行く感覚がしました。とても難しかったけれど、この身体の使い方、歌い方を習得できたら、今以上に、力強く発音できるんだろうな、と思いました。

 

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 そして、夕方に、『Ō ‘Urataetae Iti E』と『Bones』の2曲を、コーラス、ダンス、バンドで合わせました。『Ō ‘Urataetae Iti E』の始まりは、コーラス隊の歌から始まります。希望や、光を感じるような、明るい歌声が、とても綺麗だなと思いました。そして、ソロを踊るあけみちゃんに繋がり、バンドにバトンタッチされていきました。

 『Bones』は、あゆちゃんの歌声から曲が始まりました。
 これまで、音源を流して合わせていましたが、初めて、かにちゃんの力強いドラムや、バンドメンバーの人たちと、最後まで曲を合わせることができました。
 私は、コーラスを歌いながらでしたが、ステージで、ダンスメンバーが踊る姿が少し見えました。
 フォーメーションは変化が速く、キレのある踊りが、力強い曲調と合わさり、正面から見たら、きっと、とても格好良いのだろうな、と思いました。

 

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 お父さんとお母さんが、正面から見てくれて、「コンサートで演奏するときは、レコーディングの原曲よりも、終わりを1フレーズ短くしたほうが、終わり方が良くなるんじゃないかな」と話してくれました。
 最後に合わせたとき、ダンスと、バンド演奏が、より繋がり良く一致して「良くなったね」と、お父さん、お母さん、皆と言い合いました。

 なのはなの演奏は、1回、1日ごとに、より良くしようという気持ちで、皆が、それぞれの練習や役割に向かっている空気があります。
 今日の練習を土台に、ダンスでは、みんなと振り付けを揃えたり、気持ちを乗せて踊れるようにしたいです。また、コーラスでは、声をより、前に出せるように、個人練習やバディ練習を頑張りたいと思いました。

(さとえ)