9月23日のなのはな
今日は新曲『Bones』を1日みっちり練習しました。
ダンス、バンド、コーラスに分かれて、午後に完成させる目標で練習を進めました。
今年のウィンターコンサートで演奏を予定している曲の中で、もしかしたら1番キャッチ―な曲かもしれません。
一度聴いたらすぐに口ずさめるような、メロディー。コーラスがメインになる部分もたくさんあって、今日のコーラス練習も気合たっぷりで臨みました。
私はしなこちゃんと一緒に、全体のコーラスの音入れをさせてもらいました。
コンサート練習が始まって初めてのコーラス練習。いいスタートを切りたくて、すごく緊張していました。
ドキドキしながら、最初の発声練習を始めたのですが、最初からみんなの前向きな空気が図書室を満たしていて、良い姿勢、大きな声が響いた時はほっとして、皆のやる気がとてもうれしくなりました。
音入れが一通り終わると、あゆちゃんがコーラス練習をしてくれました。
「私は、この世の中の“普通”になることをやめた! 私は違う世界を作る。一緒に作りたい人は、来たらいい」
そんな気持ちで歌うことを教えてくれました。
いい意味で突き抜けて、尖って、理想を求めながら生きていく心意気がこの歌を歌うことで作られていくなと思いました。
コンサートをする中で、いつも誰かに繋ぐ気持ちがないと成立しないこと、気持ちを切らさない強さがほしいことも、教えてくれました。
あゆちゃんが伝えてくれる言葉は、全部コーラスだけではなく、ちゃんと生きていくために必要なことばかりだと感じます。
みんなで声を張り上げながら歌っていると、皆の表情がきらきらと輝き始めました。
みんなが一つの理想を見たときの、練習の効果は本当にすごいなと毎回思います。
合わせる度に毎回伸びていく感じが、楽しくて、「もっともっと!」と自分たちを成長させたくなるなと思います。
午後にはバンドとコーラスを合わせました。
バンドメンバーが演奏できるようになる速さにいつも驚きます。
あゆちゃんが前に立ってみんなを理想に引っ張ってくれるのが本当に格好良くて、自分の気持ちも強くなるなと思います。
コーラスもCDの音源で練習するのとは全然違って、迫力ある音の中で自分たちの声が響くのが気持ちよかったです。
「サビの最後の音を強く押し出す!」
と教えてもらって、みんなでそれを意識した時に、今までのコーラスとは全然違う別物になったように迫力が出たことが嬉しくて、本当に楽しいなと思いました。
これからもしっかり歌い込んで、なのはなの『Bones』になっていくように練習を頑張りたいです。
(まなか)
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コーラス練習やバンド練習と並行して、ダンスメンバーは『Bones』のダンス練習を進めました。
振りを考案してくれたのは、まえちゃんです。これまでも『Believer』や『Natural』など、見ている人の予想を裏切るような魅力的な振り付けをつくってきたまえちゃんのダンスは、振りの中に物語があって、ときおりチャーミングな感情を込めた振りが登場したり、踊っていても面白くて大好きだなと思います。
まずは基本となる振りを、曲の始まりからまえちゃんが教えてくれました。
予想外のポーズや、少しぞくっとするような、どきっとするような、非日常の魅力的な動き。
格好いい決めポーズかと思いきや、「ここは強めに決めるのではなく、ちょっと抜けのある、とぼけたような表情で」との言葉に、そんなふうに踊ってみると、また新しい世界と出会えるような気持ちになりました。
振り入れは順調に進み、午前中には曲の3分の2ほどの振り入れができました。
午後からはフォーメーションや動きを、曲の始まりからつくっていきました。
同じサビの振りを、様々なフォーメーションで踊ってみます。V字型や三角形、円になって回ってみたり、異なる動きをする人を加えてみたり。
同じ振りでも見え方や雰囲気がまったく違って、生み出す面白さと難しさを感じました。次々とアイディアが出てくるまえちゃんがすごいなと思ったし、自分も少しでもアイディアやアイディアのきっかけになるものを出して、みんなと、この曲のあるべき姿へ、この曲の魅力を最大限にする形へと近づけていきたいと思いました。
そして、それを表現できるように、これからみんなと表現を高めていきたいです。
こんなふうにウインターコンサートに向かう中で、1曲1曲に向き合って、その曲を表現することを通して、気持ちを深めていけること、幅を広げていけることが、楽しみだなと思います。
つくりあげていく過程の楽しさをみんなと存分に味わって、コンサート練習始まりの1曲目『Bones』を、まずは形にできるように、みんなと頑張りたいです。
(ゆず)