９月２１日のなのはな
「見てくださる人に、非日常をみせて、笑顔でメリハリのある表現をしよう」
本番前にあゆちゃんが、皆に声をかけてくれました。
今日は、デイサービス『はくせん』で行われる敬老のお祝いの会にて、フラダンスを披露しました。６曲のフラダンスに加え、あゆちゃんが『イン・マイ・ライフ』をソロで歌うプログラムです。
会場に到着し、ステージの準備や会場の飾りつけなどをしているときも、会場の方々が拍手で迎えてくださったり、「頑張ってね」「綺麗ね」と、とても温かく歓迎してくださりました。
１曲目は『ウリリ』。メリケンキアシシギという鳥をモチーフにした曲です。打楽器がメインの曲に、鳥の仕草や動きをイメージさせる、どこかコミカルで、軽やかで、自由な強さを感じさせる振りになっています。皆さんが興味をもって見てくださっていることを感じました。
４曲目、あゆちゃんの『イン・マイ・ライフ』。マイクのトラブルがあったけれど、全く動じずにあゆちゃんが生歌で歌い切りました。あゆちゃんの、のびやかで、強く深みや繊細さがある歌声が会場に響いていました。生歌だから直に感じるあゆちゃんの声や、気持ちがそこにありました。ハプニングもハプニングにせず、その場の人の心を動かせる表現がかっこうよく、美しかったです。会場の皆さんも、とても喜んでくださいました。
最後はアンコールもいただき、『フラガール』を踊らせていただきました。踊りながら、見てくださる人と目が合いました。皆さんが笑顔で、活きいきとした気持ちを返してくださっていました。
演奏後には、「本当に奇麗でした」「涙が出ました」そう、笑顔で手をたたきながら喜んでくださり、とても嬉しかったです。
どんな状況も、どんな舞台でも、自分たちの気持ちを、表現を、ベストで伝える。そんな人の心を動かせる表現を、もっと、さらにレベル高く出来るように私も生きたいと思いました。
（あけみ）
***
先週に引き続き、今週も３連休！ 今年の稲刈りも無事に終わり、ウィンターコンサートに向けての練習が始まります。明日、明後日の２日間は、集中的に練習を行なう音楽合宿もスタートすることを聞き、緊張と、楽しみな気持ちでいっぱいになりました。
今日の夕方は、明日からの音楽合宿に向けて、１時間だけでしたが楽器練習の時間があり、嬉しかったです。
先日、新しく楽器を決める４人の子たちが各パートへ見学をしに来てくれて、それぞれのやりたい楽器の希望を出しました。その希望を元に、今日、その４人の楽器も決定しました。体育館で、目隠しをして待っている４人を、それぞれのパートのメンバーが、楽器の練習場所へ、手を引いて案内します。
私たちトランペットパートには、最年少のまりかちゃんが入ってくれることになりました。案内するとき、目隠しをしたまりかちゃんの手をギュッと握った瞬間、「わ～！ 絶対ももかちゃんだ!! トランペットだ～!!」と嬉しそうに言っていて、私はですももかちゃんではなかったけれど、楽器は見事に言い当ててドキドキしながら廊下を歩いていた、まりかちゃんがとっても可愛かったです。
今日の楽器練習の時間、トランペットパートは、主にまりかちゃんにトランペットの基本的な使い方や音階の指使い、吹き方のコツなどを伝えました。トランペットの音を出すコツや吹き方などを説明するとき、毎回、どう伝えたら上手く伝わるかと、本当に悩みます。でも、練習をしていくに連れて、まりかちゃんは言葉で伝えるよりも自分たちが吹いているのを見てもらったり、音を出してその音を真似して吹いてもらうほう分かりやすそうだなあというふうに感じました。一緒に音階を吹いて、同じ音が出たとき、まりかちゃんもとても喜んでいて、私たちも本当にうれしかったです。
他のパートの教室からも、新しく入った子を加えて基礎練習をしている音が聞こえたり、ビッグバンドで演奏する『スムース・クリミナル』の練習に取り組んでいる姿もあり、私も、より気合いが入った、夕方の時間でした。
まりかちゃんが入ってくれたことで、更にフレッシュになったトランペットパート。練習の空気感も明るく楽しくなりそうだなあと思い、これからの練習時間もとても楽しみです。
（よしみ）
