9月17日
あきこさんが帰ってきてくださって、本当に嬉しいです。あきこさんがいてくださるだけで古吉野の空気がいっそう明るくなって、あきこさんの力が本当に凄いと思います。1週間いてくださるとのことで、あきこさんと過ごせることがとても楽しみです。
今日はとても嬉しいことがありました。マックで、店舗インフォメーションのファイルに、お客様の声が書かれていて、そこに、るりこちゃんの名前がありました。るりこちゃんの接客がとても素晴らしかったという、お客様の声がありました。るりこちゃんのお誕生日に、プレゼントみたいに、その言葉を見られて、その日1日とても嬉しい気持ちで仕事ができました。
誰が見ても見ていなくても、誠実で真面目で丁寧で、優しくて、るりこちゃんといると、私まで心が洗われます。るりこちゃんがいてくれるだけで、その場の空気が柔らかくなります。そんなるりこちゃんの力がすごいと、いつも思います。
るりこちゃんと出会えてとても嬉しいし、るりこちゃんのことが大好きです。
今日は仕事が朝だけだったので、はやく帰ってきてみんなとの作業に合流できました。納屋の整理で、ネットを綺麗に巻き直す作業をしました。大量のネットがあったのですが、前向きな空気がそこにありました。
みつきちゃんが、
「次に使う人が作業しやすいように、綺麗に巻けたら嬉しいです」
と、声をかけてくれました。ネットを綺麗に整理したら、次にネットを使う人が作業がやりやすくなって、助かるんだと思ったら、作業の楽しさが倍になりました。どんな仕事も、誰をどんな風に喜ばせたいかと、具体的に思うほど、楽しくなるのだと思いました。
1時間だけだったけれど、次にネットを使う人のことを思って、作業をした時間がとても嬉しかったです。
相川さんも、一緒に作業をしてくださいました。その後、午後に、帰られてしまったのが、とても寂しいのですが、相川さんと過ごせた時間がとても嬉しかったです。相川さんが、どんな作業のときも心からの笑顔で作業をしてくださっていて、相川さんが仲間でいてくださることがとても心強くて、希望を感じました。また、相川さんが帰ってきてくださることが、とても楽しみです。
午前のネット巻きの作業で、誰かのために仕事をすることの楽しさを感じました。午後からの台所作業や、夕方の朝食当番のときも、誰かを喜ばせたいという気持ちを感じながら作業ができて、そう思うと、楽しさが倍増しました。夕方の朝食当番は、夜の朝食当番の人が楽になるように、少しでもたくさんの作業を進めようと、まちちゃんとももかちゃんと協力して進めた時間が、怒濤の1時間だったけれど、とても楽しかったです。夕食10分前に、冷水器を洗いはじめて、間に合わないかもしれないと思ったころに、スーパーマンのように、まちちゃんが助けに来てくれて、その後は秒刻みの猛スピードで冷水器洗いを終わらせて、さらに他の洗い物も進めることができて、嬉しかったです。
今日のハイライトは、夜の、お母さんに話してみようの時間です。あやかちゃんとペアで、お母さんとのお話の時間を過ごせて、とても濃くてありがたい時間でした。
お母さんがたくさんお話をしてくださいました。お母さんのお話の中に、私が言葉にできずにいた不安に対する答えがありました。
印象に残ったのは、「猫の手も借りたいくらいの忙しい状況」の、「猫の手」でも良い、というお話です。出来ないことにあぐらをかくわけではなくて、猫の手ほどの力しかなかったとしても、自分の精一杯で、誰かのために全ての力を使いたい、という気持ちになりました。
お母さんのお話を聞きながら、私が抱えていた漠然とした不安をはっきりと言葉にすることができました。私が感じていた不安は、役立たずとして排除されるかもしれない、という不安です。そのことが怖くて、排除されることから自分を守るために、症状を出していたところがあると、思いました。
「私は病気だから出来なくても仕方ないです、これは私の本当の実力じゃないから、私を排除しないでください」
と、自分を守っていました。
自分に対してだけではなく、人に対しても、役に立たない人は排除する、という考えを、残念ながら私は持ってしまっていたということに気がつきました。その考えが歪んでいて間違っていると、気がつきました。
もちろん、1人の大人として、人のためにもっと動けるように、成長することが私には必要です。だからといって、未熟だから排除されるということは、絶対にありません。ちゃんと利他心で生きたい、真面目に生きたい、という気持ちがある限り、私は前向きに生きる価値があります。
そして、排除される不安を持っているのは、私だけではないと思います。私は、排除される不安がなくなるような空気、何が出来ても出来なくても、排除される不安なく持っている力を伸び伸びと出せる場所を、作る人になりたいです。