9月11日のなのはな
今日は、いつも通り、収穫や嫁入り作業をした後、午前中から追肥をたくさんしました。中畑のナス、カチカチ大のナス、下町川のピーマンと、午前中に3つも回れました。
中畑や下町川のピーマンでは、ペアでの追肥をしました。
今までの追肥は、牛肥の入ったてみをトラックから受け取って追肥する場所まで運び、追肥するという工程を、すべて一人ずつこなしていました。でもペア方式は、まず一人がてみを受け取って、自分たちの担当の畝まで運びます。そして、もう一人が受け取って撒く、というものです。
一人あたりの移動時間が短く、テンポよく追肥できるのがポイントです。
やよいちゃんがトラックの上で牛肥を入れながら、効率よくみんなが動けるように指示していて、かっこよかったです。楽しくてサクサク進むような、工夫された方法を考案できるやよいちゃんが本当にすごいなと思います。
私のペアはみつきちゃんでした。受け渡すたびに、ありがとう、と声をかけてくれたり、休憩時間には、疲れてない? と聞いてくれたりし、自分が一生懸命動きながらも、ほかの人のことを気に掛けられるみつきちゃんの優しさを感じました。
午後も、下町川のゴーヤやオクラの追肥ができました。回りたい畑のすべてに追肥ができ、本当によかったと思います。
あと少しで、ラストの畑である下町川のゴーヤの追肥が終わりそう、というとき、雨が強くなりました。まずいかな、と思ったけど、みんなで、「終わらせましょう、頑張ろう!」と声を掛け合い、なんとか間に合わせることができました。
雨が追肥後に降ってくれて、よかったです。たっぷりの牛肥とともにたっぷりの水を吸い込んだ野菜たちが、ぐんぐん実をつけてくれるといいなと思います。この日、防除していた畑にとっては、思わぬ夕立が残念だったけど、その残念な部分も明日以降でみんなで協力してカバーしていけるんだろうな、と希望をもつことができるくらい、いつもみんなの力に驚かされ、ついていきたくなります。
帰ってきたら、虹がかかっていました。追肥を頑張ったご褒美のようで、それをなのはなのみんなと一緒に集まって見る時間が幸せだと感じました。
今日は、私が作業の中で一番大好きな追肥がたくさんできて本当に楽しかったです。追肥は大変ではあるけど、声をかけあってリーダーさんの指示通りに動いて、いい汗をかいて、野菜も喜んでいるようで、最高の空間だなと思います。
自分が以前より、重いてみを持ちながら走れるようになった、という進歩も感じられてうれしいです。もっともっと体力をつけたいと思えるようになったのも、追肥で楽しい経験をしたおかげです。
苦しいことを思い出したり、日々の中で辛いことを体験したりすることはまだ多いです。でも、追肥をはじめ、何かの作業に没頭するときは、頭がリフレッシュされます。一緒に作業する仲間がいるから、その輪の中に入れることで救われているところもあります。
これからは、もっといろんな作業を頼んでもらえるように、責任ある仕事を任せてもらえるように、日々成長していきたいと思います。
(うたな)
― この日は、いろいろな場所から虹が見えました ―
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