「畑をつくって」 うたな

9月10日

 昨日からサマータイムが終わり、スケジュールが新しくなっています。夏のあいだは朝夕に農作業をしていたところ、今は昼の作業が長くなっているのが、短期集中な私にはつらいですが、早く慣れたいと思います。

 朝からまくわうり、ナスの収穫が定番になっています。習慣になると、作業が流れ作業になってしまい、丁寧さがなくなります。私の場合、緊張感がなくなってスピードをもってやろうという意識が薄れていっている気がします。もし収穫時間が5分縮まったら、ナスの嫁入りがいくつ進むだろう。もし10分縮まったら、草取りが何畝進むだろう。そんなことをリーダーさんは考えているのかなと思います。

 午前中は畝立てとライン引きです。鍬の使い方が本当に難しかったです。ふうちゃんやしなこちゃんが、何度もやり方を教えてくれました。何度もやる作業ではなく、新しく畑を作るときだけの作業のはずなのに、みんな慣れていてすごいなと思います。1回で覚えようという意識をもちたいです。

 まだなにもない状態から、畑をつくっていくのは初めての経験です。畝を少しずつ完成させただけで、とんでもない達成感を味わえたと同時に、自分がこれまでしてきた収穫や草取りなんて畑作業のほんの一部だったことを自覚しました。例えばナスだったら、今こうやって当たり前のように収穫してナス料理を食べたりできるのって、すごいことなんだなと思いました。

 午後の水やりでは、下町川のピーマンに行きました。ピーマンを担当しているえつこちゃんが、水やりを終えたとき、うれしい、ありがとうと何度も言っていて、本当に野菜の手入れに力を入れていて愛着があるんだなと思ったし、その考え方がかっこいいと感じました。

 今日も安定せずまた過去を掘り起こして泣いてしまいました。あれだけ今と未来だけを見て生きよう、と誓ったのに情けないです。もう思い出さないようにしたいです。