9月8日(日)「待っていました! 永禮さんのかき氷店オープン!! & 浴衣でセブンブリッジ大会」

9月8日のなのはな

 9月になっても、まだまだ暑い。
 今日も最高気温は34度で、夏の陽気のただなかにいる、わたしたちです。
 けれど、こんな暑さも大歓迎! それは……お楽しみ、永禮さんのかき氷屋さんが来てくださる日だから!

 

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 みんなで浴衣を着て、体育館へと急ぎます。
 体育館の軒下には行列が出来ています。そして笑顔でかき氷器の前に立つ永禮さんがいらっしゃいました。

 

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「ねえ、シロップ何味にする?」
 テーブルの上にずらりと並んだシロップにわくわくしながら、周りの子に何度も聞いてしまいます。
 なのはなの子の人気シロップは、どうやら抹茶とマンゴ-のようです。迷って迷って、わたしも選びました……「イチゴ」!

 永禮さんが大きな四角いブロックの氷を取り出して、かき氷器にセットしてくださいました。しゃくしゃくしゃく、と音をたてて、ふわふわの氷がカップに降りつもります。

 

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 まだ氷が山盛りになる前に、一度手を止めて、ひでゆきさんや、ひろちゃんのところへカップが手渡されます。ひでゆきさんとひろちゃんが、シロップをかけてくれました。これはきっと最後までシロップたっぷりの美味しい、濃いかき氷でしょうね!
 再び氷が追加されて、その上からまたシロップの追いがけです。永禮さんが、ひろちゃんに、「みつきちゃん、最近頑張っているから、シロップ多めでね!」と伝えてくださいました。

 手渡されたイチゴ味のかき氷。その鮮やかなピンク色を見て、もうすでに、たまらなく心が躍りました。
 わたしはこれが大好きだったのだなあと思い出しました。子供のころ大好きだった、イチゴ味のかき氷です。

 口の中でたちまち溶けてなくなってしまうかき氷の冷たさ、それでもはっきりと感じるシロップの甘さ……全身に染み渡っていきました。

 

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〈3人ならんで、しみじみと味わいます……美味しい!〉

 

「何味にしたの?」「はい、どーぞ」
 まなかちゃんからはレモン味を、やよいちゃんからは抹茶味をお裾分けしてもらいました。かき氷をみんなとひとくち分けあいっこすると、どの子からも「美味しい!」の声が返ってきます。
 ああ、イチゴ味も美味しいけれど、どれも本当に美味しい~!!
 みんなの笑顔がいっぱいの、かき氷屋さん。永禮さん、ごちそうさまでした!

 

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 さて、かき氷ですっかり涼しくなったら、セブンブリッジ大会の始まりです。
 今回は前半・後半の2部に分かれており、長く、じっくりとゲームを楽しむことができました。
 浴衣を着て、正座でカードを見つめる姿……。浴衣効果なのか、わたしたちのリーグでは、しっとりと穏やかで、喜びの歓声や悲しみの悲鳴は上がらないけれど、大きく点数を獲得したり失点しているゲームが続きました。

 

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〈セブンブリッジのオープニングでは、お仕事組さんが、永禮さんへの感謝と、美味しかったかき氷への喜びを『四つ拍子』の歌と踊りにのせて披露しました〉

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 わたしはピンクチームでしたが、前半戦では、自分でもよく分からないほど好調でした。ところが、
「ピンクチームのまなかちゃんが1500点失点したそうです!」
 というあゆちゃんのMCが聞こえてきます。わたしの獲得した点数も、見事1500点。思わず、「プラスマイナスゼロじゃないの!」と、心の中でツッコミを入れてしまいました。

 

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〈各リーグには、盆踊りの題名がついていました。ここは永禮さんがいてくださる「一宮小唄」リーグです!〉

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 噂によると、今日のセブンブリッジの最下位争いはピンクチームとオレンジチームだそうな……それが分かってしまったのは、後半戦が始まる前です。
 後半戦は、チーム内で点数の高い順番で戦うリーグが決まりました。わたしはピンクチーム内で1位だったため、1位リーグでした。お父さんやまえちゃんなど、セブンブリッジの王者揃いのリーグです。これまたしっとり穏やかに振る舞っているものの、内心はハラハラドキドキがおさまりません……。

 

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〈一発上がり、ハイタッチ!〉

 

「ピンクチームとオレンジチームは200点差しかないよ!」
「今、オレンジチームが追い上げているよ!」
 あゆちゃんのMCから耳が離せないまま、ゲームを続けていました。

 後半戦では思うように点が獲得できず、心の中で「ピンクチームは最下位になってしまうのかもしれない……」と感じ始めていたときのことです。

「ピンクチームのまりかちゃんが1000点獲得しました~!」
 という、あゆちゃんの声! まりかちゃんがそばまで来てくれて、「一発上がりしたんだよ! これで大丈夫だよ!」と笑ってくれました。まりかちゃんのパワー、本当にすごい!

 

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〈結果発表へ……〉

 

 なんと4位という結果で試合を終えた、わたしたちピンクチーム、5位と最下位を争うのは青チームとオレンジチームになりました。
 最下位は、オレンジチーム! オレンジチームは、やっぱり逃れることが出来なかったようでした……けれども、罰ゲームの『俳句作り』を見ていると、オレンジチームのみんながやってくれて良かったなあと感じるくらい、名俳句ばかりでした。

 

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 しなこちゃんの「永禮さん 笑顔で氷 溶けそうだ」
 あゆみちゃんの「かき氷 冷たさうれし 永禮さん」
 などなど、永禮さんへの感謝の気持ちが詰まった俳句に、共感とともに心があたたかくなりました。
 みんなの俳句を嬉しそうに聞いてくださる永禮さんの笑顔も見られて、今日の時間を一緒に過ごさせて頂けて、本当に嬉しかったなあと感じました。

 浴衣姿でかき氷、セブンブリッジ……みんなで最後まで思いっきり夏を満喫できることが幸せです。夏、最高だ!!

(みつき)

 

〈浴衣姿で写真撮影!〉

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〈着付けをしたリビングでは、あゆちゃんのサロンがオープン! 髪を結った子の髪には、それぞれの浴衣の色に合った簪やリボン、花などがあしらわれていました〉

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〈体育館の一角には、射的や吹き矢といった、縁日遊びのお店もありました!〉

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〈永禮さんが作ってくださったかき氷を頂き、みんなで浴衣を着て、永禮さんと遊びを楽しむことができ、季節の節目を胸におさめた、とても嬉しい1日でした。明日からは、永禮さんも駆けつけてくださる、秋の大切な一大行事。稲刈りが始まります! みんなで、精一杯進め、良い稲刈りにしたいです〉