9月6日のなのはな
最近の多人数作業では、みつきちゃんがリーダーをしてくれるなか、追肥ツアーや草取りツアーといった手入れを、一致団結して次々と終わらせていくことができています。達成感も味わえて、毎日が充実しています。
この日は、午前中に中畑のナスの追肥と、カチカチ大畑のナスの中耕を進めました。
最近のナスの調子はというと、うなぎのぼりです。
中畑のナスが昨日水やりをした効果もあり、130キロ穫れました。中畑のナスは、今まで100キロの収量を超えたことがなく、穫れたとしても30キロ程度でした。みつきちゃんが、100キロ以上を目標にしたいと話していた、その目標がかなって、それがとっても嬉しかったです。
そして、この日は中畑のナスに追肥をしました。みんなで、1スパンずつ終わらせていく方式だったのですが、自分が1スパンを終えるごとに全体では4畝ほど進むので、どんどん追肥が終わっていくのが、やっていても気持ちが良かったです。
作業しながらも、一人ひとりの、「次の畝行きます」という声かけがあったりして、活気のある空気の中でできて、ナスにとっても、気持ちのこもった嬉しい手入れになり、これから、効果が表れることが楽しみです。
追肥も約30分くらいで終わり、次は、カチカチ大畑のナスの中耕に行きました。中畑のナスに続き、カチカチ代畑のナスは、ここ最近で、70キロ、110キロ、150キロ……、と水やりを再開してから収量が上がってきています。
ちなみに、台風などもありしばらくお休みしていた散水部隊が、昨日から復活しています。私はナスの水やりをしているのですが、ナスが、水を「ごくん。ごくん」と飲むように吸収していて、改めて、野菜には水がとっても大切なんだなと感じました。
ナスの水やりをしていると、自由研究をしているような感覚で、ナスの葉の見た目や手触りで、水分が行き届いているかを感じることができたり、水を吸収する程度も、土の柔らかさ、固さで変わってくることなど、いろいろな所で気付けるポイントがあり、それがとてもおもしろくて、新発見がたくさんあります。
少し話がそれてしまったのですが、そのように元気を取り戻しつつあるナスに、追肥後の中耕も進めることができました。中耕は、移植ゴテで、牛肥と土をまんべんなく混ぜていくのですが、牛肥と土が混ざるとともに、土がほぐされていき、やわらかくなっていくので、また明日も水やりをするのがとても楽しみです。
ナスに愛情をたっぷりやったあとの午後は、空心菜やサトイモの虫対策と、草取りに行きました。
久しぶりに空心菜畑に行くと、空心菜の草丈がぐんと大きくなっていました。そして、空心菜の虫の被害を抑えるため、みんなで気合を入れて手入れしました。やってみると、被害が出ているところはまだそこまでひろくなく、ひどくなる前にみんなで対策をできて嬉しかったです。
その後は、サトイモ畑に行って、手入れをしました。今年のサトイモは、5枚の畑で栽培しており面積が広いのですが、畑のリーダーさんが、水やりをきちんとできるよう気にかけてくれていて、必要に応じて水をやれているので、今は順調に育っているのかなと思い、サトイモ掘りへ向けてわくわくした気持ちが高まっています。
株周りの草も取り、サトイモがもう一段階、元気になってくれたらいいなという思いで進めてこれて、嬉しかったです。
みんなの力で進めていくと、目標よりも多く、残り最後の1枚の畑も半面まで草取りをすることができました。
この日はたくさんの作業を進められて、いろいろなところで、みんなで協力し合えた時間が、とっても楽しかったです。
進化し続ける作業を目指して、明日もまた、頑張ります。
(すにた)
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境港の仲屋食品さんより、台所に、カジキマグロが届きました。
まな板ほどの大きさの切り身をお刺身に調理します。私はゆりかちゃんと一緒に、柵取りして皮を引く工程をしました。
届いた切り身はずっしりと重みがあり、身がしっかりしていることを感じました。
お腹の膜や皮を引く工程は、身を削がないようにするのが難しかったのですが、綺麗にできたときは、小さな達成感を感じて楽しいです。
柵取りするときは出刃包丁を、皮を引くときは柳刃包丁を使うのですが、作業をしていると魚屋さんや、お寿司屋さんの気分になり、魚の調理が楽しいなと思っています。
皮を引いたものを、ほしちゃんが、薄すぎず厚すぎず、ほどよい厚さで切ってくれて、お刺身が完成しました。
身が緩んでしまわないように、手早くできたことが嬉しかったし、できた刺身はマグロの赤身が綺麗で、腹身の部分も脂が乗っていて美味しそうでした。
夕食で、「やっぱり、マグロの刺身は美味しいですね」とお父さん。
私も美味しいカジキマグロのお刺身をみんなといただけて嬉しかったです。
(しなこ)