「立ち向かう生き方」 りな

9月1日

 早朝は、台風ぶりに桃の収穫をしました。台風で、桃の実が掠れて傷を受けていないか、少し心配はあったけれど、袋を開けてみると、全然台風の被害は見受けられなくて、どの実も、台風前ぐらい、綺麗なまま残っているのがほっとして嬉しかったです。
 昨日、ブルーシートはぐりをした時も、1コンテナほど落果した実があったけれど、思った以上に落ちてはいなくて、台風の被害を、できる限り少なくできたことが良かったなと思いました。

 最後の晩生品種、白皇やサクラピーチも、1本につき10玉ぐらいになっていて、6月から始まった桃の収穫も、もう最後に差し掛かっているのだと思うと、桃のシーズンが長いようで、あっという間に感じました。

 収穫が終わった後も、一呼吸つく暇もなく、葉面散布や秋季剪定、今の時期にしておかなければならない手入れが立て込んでいて、あんなちゃんからも予定を聞くと、かなり急ピッチで進めないといけないと思いました。秋の時期は、来年の春芽の充実に繋がっている、とても大切な時期でもあるので、気持ちを切らさずに、これからも手入れもしたいと思いました。

 3か月ぶりぐらいに、ハウスミーティングに参加し、お父さんのお話をたくさん聞かせていただけたことが嬉しかったです。お父さんの質問の答えを聞いて、自分の課題もはっきりしたような気がしました。
 課題DVDを鑑賞した後の、お父さんの講義にあったように、戦争のない日本で暮らしている今、平和な中で、どうとでも選択肢があって、自由に選択しているように思えるけれど、本当はそうではなくて、モノトーンの幅の狭い、浅い中でしか生きることが出来ていない、考えられていないように、自分もなっていたと思いました。

 失敗することが怖い。怒られること、軽蔑されることが怖くて、失敗しないように、怒られないように、が人生のテーマになっているなと思いました。自分が評価する人ではなく、評価される人に、いつの間にか自分の気持ちが偏っていたと気が付きました。
 失敗をしない、怒られたくないから、自分から進んで何もしない、責任がありませんでした。でも、それだと失敗も無ければ良いことも無い、本当に小さな人間になってしまうのだと思いました。失敗さえもすることが出来ない人になってしまうなと思いました。

 無意識のうちに、失敗、怒られることを恐れて考えないように、考えないようにしてきたのだと気が付けて、自覚できました。自分が怖がってきたものは、向き合わなかったらずっと怖いままだけれど、向き合ってみるとそれほど怖いものでもないと思いました。
 失敗を恐れない、評価を恐れない、間違ってもいいから、自分から飛び込んでいく、怖さに立ち向かう生き方に変えたいと思いました。

 夜、あゆちゃんと、今年のウィンターコンサートの係のリーダーさんでの集まりがありました。私は、バンド、ギターアンサンブルの係に入らせてもらうことになりました。あゆちゃんからのお話も聞かせてもらい、いよいよウィンターコンサートへ向けてスタートし始めるのだと思うと、ドキドキしました。
 係のリーダーさんには、自分自身や、メンバーがどうやったらもっとより良く成長できるだろうかと、一緒に考えてほしい、とあゆちゃんが話してくれました。
 何のために表現するのか、コンサートを通して、何を得たいのか、自分なりに考えて、これまでと同じ、ではなく、今のメンバーで、今できる精一杯のコンサートを作れるように、その過程も全て自分たちの成長に繋げられるように、力を尽くしたいと思いました。
 読んでくださりありがとうございました。おやすみなさい。