9月1日のなのはな
桃の収獲が、終盤になってきました。
今は、白皇、白露、さくらピーチの収獲をしていてます。
今朝は、すべての畑をまわり、白皇、白露、さくらピーチの収獲をしました。白皇、さくらピーチの実は残り1割もないくらいで、白露も数玉です。
約2か月前から収獲が始まり、品種がバトンを繋ぐように移り変わってきて、もう3品種のみなのだと思うと、とても感慨深いです。
桃チームのみんなで約2か月間、収獲をし、みんなにも助けてもらって、雨の日は樹の根元にブルーシートを敷いたり、晴れが続いたときは水やりをしたり、虫から守るために防除をしたり、桃の手入れや収獲をしてきた時間が、あっという間だったと感じます。
今朝、6時から収獲をしていて、朝日が差し込むなか、白皇の収獲をしました。
最近は気温も涼しくなってきて、秋の気配を感じ、田んぼの稲の穂が垂れ下がる光景のなか、ラストのバトンを繋ぐ白皇の収獲も残りわずかですが、最後まで1玉1玉、誠実に収獲をしたいと思いました。
台風の被害で落果してしまった桃もあるけれど、ほぼ被害はなくて、残っている実たちが頑張っていてすごいなと思ったし、マイナスな部分を見るのではなくて、プラスの部分をみて、前向きに桃に向き合っていきたいです。
最後のほうになってきて、綺麗な実も多く、綺麗な実を採れると自分自身が肯定されたような気持ちになります。
桃の収獲をしていて、私自身が、自分で収獲した実がベストの収獲基準で採れているか、早く採っているか、採り遅れてしまっているか、と考えながら、桃に成長させてもらってきた部分が多く、私自身、桃に感謝の気持ちでいっぱいです。
綺麗な実が採れたとき、嬉しい気持ちでいっぱいになるし、落果させてしまったときは、採り遅れてしまったのかなと悲しい気持ちにもなるし、次は、採り遅れないようにしようというやる気に繋がり、早く採ってしまったときは、自分に残念な気持ちになって、桃の収獲をしていても、自分の感情の幅も広げてもらっているように感じました。
収獲は朝の9時前には終わり、これからの作業について、あんなちゃんや桃チームのみんなとミーティングをしました。
今後の主な作業に、秋季剪定があります。
秋季剪定は、難しいところがあるため、あんなちゃんが、資料を読んで、前もって予習をしてほしいと話してくれました。
夏の収獲が終わってからも、桃の樹は、芽をつけるため、来年の夏に実をつけるために、養分を蓄えたり、止まることなく成長し続けていくのだと感じました。秋季剪定のことを調べたら、樹冠内部への日当たりがよくなるため、翌年の結果枝の充実が良くなること、翌年の徒長枝の発生が少なくなり、新梢管理が省力化できるなどのことが書かれてあり、次の年に向けて、私もできることを頑張りたいです。
(ふみ)
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9月に入り、そろそろ秋になってくるかなあと思いきや、まだまだ夏真っ盛りで、この日も30度を超える暑さでした。
まだ気候は夏だけれど、秋冬野菜の準備がスタートし始めています。この日は、セロリの定植に向けて、この冬にセロリのお家となるビニールハウスの元肥入れなどを、午後の時間に進めました。
セロリは今年、崖崩れ畑下ハウス3棟と、藁ハウスの計4棟で育てる予定です。その4棟のハウスに、元肥として、牛肥と落ち葉堆肥をたっぷりといれていきました。
あゆちゃんが、牛肥が積まれたトラックをハウス前につけてくれて、そこからみんなで、1棟ずつ牛肥をまいていきました。セロリは窒素分を多く必要とする野菜であるため、いつもより少し強めの気持ちで、しっかりめに牛肥を入れました。牛肥まきが終わったハウスは、牛肥の茶色で、土に均等な模様が描かれていて、とても綺麗だったなと思います。
全員で1棟ずつ元肥入れをしていくと、1棟に10分かからないほどで、さくさくと進んで行くことができて楽しかったです。
牛肥をまいたあとは、落ち葉堆肥も、牛肥と同じくらい、しっかりハウスにまいていきました。日曜日で、お仕事組さんのまことちゃんが軽トラを運転してくれて、とてもありがたかったです。
みんなでせっせと軽トラに落ち葉堆肥を積み、いっぱいになったら、そのまま全員でハウスにまいていくという流れで進めていきました。この日は、畑から畑への移動が多かったり、暑いハウスの中での作業だったため、ハードだったと思うのですが、メンバーのみんなが本当にパワフルで、最後まで力強く畑を走っている姿が、とてもかっこよかったなあと思います。
元肥入れが終わったときのみんなのキラキラした笑顔に、自分も、とってもパワーをもらいました。みんなと力を合わせて元肥入れを終わらせることができて、充実した午後の作業が嬉しかったです。
元肥入れしたハウスは近日中に管理機で耕す予定で、今はまだ小さい苗のセロリたちですが、すくすくと育って定植できる日が待ち遠しいなと思います。
(よしみ)