「今生きることに真正面から」 ゆきな

8月31日

 昨日、課題DVDを見させていただいて嬉しかったです。
 戦争が起こっている中で、そこで生きることで、そこで戦って、逃げないで、いま自分たちができることは何かを、苦しむところはあったけれども考え抜いて一番いい選択をしていく姿・使命感が、強くて、潔く思いました。心が苦しくなるときもありました。その中で生きている人が、今もまだたくさんいるのだと思うと、自分が今をのほほんと、自分勝手で生きていこうなんて思いたくもないし、今の精一杯で生活に向かわないとなと思いました。

 映像に出てきた人たちは爆撃がある中で、現状を残そうとしたり、病院を作って1人でも助けようとしたり、この町を守ろう、戦おうと、自分たちの正義を持ち続けていました。ジャーナリストの女性がこのことを残すことで、自分の娘にもこれから生きる子供たちのためにが生きやすくなるのではないか、そういう考えを持ちながら、逃げること、逃げて生き延びることを選ばずに、戦いながら生きること、その現状を発信しながら生きていくことを選ぶ姿が印象的でした。

 今が平和すぎて、のほほんと生きてしまう自分がいるような気がします。気を緩めたり、今もこのような戦争が起こっていることが遠くのことになっている時もあります。でも、お父さんはその時も今も変わらない、傷ついた中でどう生きるのかは変わらない、だからどう生きるかもっと深く考える必要があると話してくださいました。

 戦争の中、逃げて生き延びる選択をすることもできるけど、映像に映っていた人たちはそのことをしませんでした。目の前の守るべき人や、自分たちの正義や、これから生きる人のために、自分のことや死ぬ恐怖を横に置いてでも、自分たちが本当にやるべき強い選択をしていました。

 今は、その人たちのように選択を強いられることもなくて、のほほんと生きることができてしまう、その分何も考えないでいろんな間違った情報や考え方に流されているのが本当だなと思います。そういう中で、流された間違った考え方や自分が中心の考え方で生活して、知らない間に誰かを傷つけたり、傷つけられる側になっていることも感じました。
 その中で本当にどうやって生きるか考えないといけない、あの映像に映っていた人のように実際に戦争が起こっている中で戦うわけではないけど、今生きることに真正面から向かわないと、同じように誰かを傷つけ、痛めつけて、自分たちの意志とは違った生きにくい世の中になっていくように思いました。