8月29日のなのはな
今も思い出すのは、楽しかった縁日の夜のこと……。いや、ちょっと待った! まだ縁日が終わったとは言えないのです。
みんなで、縁日のまとめや片付けをしました。
4日ぶりに、吹き矢チームのみんなと顔を合わせました。
「的も電飾も、綺麗だったね」
「2人同時に打てたのが良かったね」
と、楽しかったことはもちろん、
「矢はもっと精度高くできそうだね」
「照明の位置は変えられないかな」
と、悔しかったことも、感じたことの全部を出し合いました。
チームの全員の意見が集まると、自分では思い出すことができなかったところ、気が付かなかったところまで、すみずみまで見ていくことができたと思います。
お昼の集合では、それぞれの屋台チームで出てきた反省を持ち寄って、お父さんお母さんから講評をしていただきました。
吹き矢の反省では、今回、2人が同時に矢を吹けるシステムにできたことが良かった、という意見が出ていたことを挙げました。
けれど、お父さんから、
「右側と左側で吹く人がいて、お父さんは右だったけれど、左からだったら最奥の的に当たりにくかったのかもしれない。
左には障害物のように飛び出した的があり、右の人のほうが、最高得点のクワガタに当たる確率が高かったのではないか? 右も左も同じ条件にしたほうが良かったと思うよ」
と話してくださいました。
お父さんお母さんの意見は、それこそまるで的に矢が当たったときのようだと感じました。率直でスパッとしていて、けれどすごくスッキリした気持ちになりました。
お父さん、お母さんが実際に吹いてみたときの状況を細かく覚えていてくださっていること、そして実行委員では気がつかなかった踏み込んだところまで考えてくださったり、感じてくださっていることが、ありがたかったです。
他のチームの反省も聞かせてもらいました。他のチームがどのような準備をしてきていたのか、どのようなテーマやこだわりを持っていたのか……それを知ることができました。特に、お化け屋敷チームの反省は、普段知られることはないお化け屋敷の裏話を聞かせてもらっているようで、楽しかったです。
こうやって、上手くいったことも上手くいかなかったこともあるけれど、また次回のことを考えてバージョンアップできることは、すごく嬉しいです。
次回はどんな屋台があって、どんな楽しい縁日になるんだろう……。そう考えると、縁日が終わる寂しさも薄れます。
みんなで縁日を終えて、また次のイベントに向かって、気持ちを切り替えていきます!
(みつき)
午後の時間には、それぞれの係で使った道具や資材を片付けたり、台風で飛ばされてしまうようなものがないか見回りながら、校舎の周辺を整頓したりしました。
また、夜7時から9時の時間には、藤井先生が来てくださり、木版画教室が開かれ、図書室は藤井先生の教室の暖かな空気に包まれました。