8月23日(金)「勝央町三味線教室 第3回目『勝央ヤットサ節』の練習へ」

8月23日のなのはな

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 月に1回、勝央町公民館で、勝央三味線教室が開かれます。この日、まりのちゃん、すにたちゃんと一緒に、三味線教室に行かせてもらいました。

 この三味線教室は、6月から始まり、今日は第3回目でした。これまでは、勝央音頭や、福岡県の民謡『黒田節』という曲の楽譜をもらい、練習していました。今日は、譜面台に新しい楽譜『勝央ヤットサ節』が用意されていました。毎月、新曲を教えていただけることが、新鮮な気持ちになれて、嬉しいなと思いました。

 三味線を触るようになって、やっと3か月、というところだけれど、初めて弾くときよりも、手が覚えてきた感覚がありました。三味線は、名前の通り3本しか弦がなくて、バチで弦を弾いて音を出すのですが、右手でバチを操るのが難しいなと思います。微妙にずれると、他の弦を弾いてしまったりして、本当に手裁きが緻密で、シビアにしなければ、綺麗な音が出ないのだと思いました。少しずつ、どのぐらいの位置に弦があるか、分かってきてはいるものの、まだまだミスタッチで違う弦を弾いてしまうこともあり、確実に弾けるように、練習していきたいと思いました。

 

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 前半の時間は、これまで練習してきた『勝央音頭』を何度も合わせました。後半から、新しく楽譜が配られた、『勝央ヤットサ節』の練習に入りました。
 テンポがゆっくりで落ち着いている勝央音頭とはちがい、ヤットサ節は、リズミカルでテンポも速く、同じ勝央町の民謡でも、これだけ曲調が違うのか、と三味線の視点から初めてそう思いました。また、一目見て、楽譜もかなり違いました。勝央音頭の楽譜はページいっぱいに音符が散りばめられているけれど、ヤットサ節は、ほんの2,3行しか書かれていません。けれど、その2,3行の中に、ぎゅっと番号が凝縮されたようになっていました。

 まるでギターのコード弾きのようだと思いました。繰り返しが多く、覚える小節数自体は少ないものの、ほとんど重音で、二弦一緒に弾くので、楽譜の音数も多くなってしまうのだと思いました。

 先生が指使いを書いてくださって、小節ごとに区切って、教えて下さりました。先生が弾かれているところを見て、見よう見まねで弾きます。楽譜が、聞きなれた音に変換されていくのが、とても楽しかったです。

 

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 最初はゆっくりのテンポから、どんどん速いテンポで練習していきました。ホールの竹内さんが小太鼓を叩いてテンポを取ってくださりながら、太鼓の音に合わせて、全員で三味線を合わせました。速い、ついていけない! と思うテンポも、実際の曲よりもかなりゆっくりめだったりして、なんてヤットサ節は速いんだろう、と思いました。

 4番まで繰り返して弾いていると、右手の手首が疲れて、だるくなってくるような感覚になるほど、ストロークが速く、多かったです。でも、先生の手さばきを見ていると、ぜんぜん疲れは見えなくて、ずっとずっと続けていられるぐらい、安定していて綺麗でした。私も、曲を最後まで楽々と弾けるようになりたいと思いました。

 ヤットサ節は、ワンフレーズが32小節続く箇所があります。民謡は、同じフレーズの繰り返しの曲が多いようで、そういう時は、8小節ごとに、わざと指使いを変えて弾いてみるんだと、先生が話してくださりました。同じフレーズが続くことをプラスにして、色々な指使いで試してみるのは、とても面白そうだし、余裕が出てきたら、してみたいなと思いました。

 

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 2時間の教室の最後には、先生への質問タイムがあり、たくさん先生から三味線のことについて教えていただけたことが嬉しかったです。私も一つ気になったことがあり、質問させていただきました。

 三味線の、弦が張られている胴体の側面には、指番号が書かれていて、その番号に沿って指を押さえるのですが、その番号をなるべく見ないで、勘だけで演奏できるようになってほしい、と教えて下さりました。

 三味線が他の楽器と少し違うところは、指を置く位置で、微妙な音程のニュアンスが出るところなのだなと思いました。番号のところにぴったりと指を置いて、完璧な演奏を求めるよりも、お客さんの方を見て、微妙な音の高さを、自分の手で調節しながら音を作っていく方が、もっともっと良い演奏になりそうだと思いました。指をどのぐらいの高さに置くと何の音が出るのか、感覚を掴んで、番号に頼らずに弾けるように、これからも練習をしていきたいと思いました。

 三味線教室の時間があっという間に感じるぐらい楽しかったし、来月には、まりのちゃん、すにたちゃんともっと進化出来ていたらいいなと思います。

(りな)

 

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〈広げられた、たくさんの浴衣。日曜日のなのはな縁日で着る浴衣選びをしました! なのはなにはおよそ100枚の浴衣がありますが、今、その人にしっくりと似合う浴衣は、1枚だけ。当日はみんなが浴衣姿で、出店をめぐり、遊びを楽しんだり、お祭りメニューの食べ物を食べたり、お化け屋敷へ行ったりします〉

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