8月21日のなのはな
古吉野の田んぼでは、地域の方々が、稲刈りへ向けた準備をされる姿が見え、なのはなの田んぼでも稲穂が垂れ始めています。
野菜と桃の収穫をする早朝作業からはじまり、シエスタをとって、昼食前には、なのはな縁日へ向けた準備。午後にはOMTで話をして、夕方は、ふたたび畑へ。時期や、そのとき向かっている行事や目標、野菜の収量に沿って工夫をしながら、サマータイムを過ごしてきましたが、徐々に、秋が近づいてくることを感じます。
夕方の作業では、畑の「ハレルヤチーム」メンバーにとって、ずっと念願だった、空心菜の草取りへ、多人数で出かけました。
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あれは田んぼ? いえいえ、よく見ると違うんです。
田んぼのように水が張られて、そこでぐんぐんと伸びて育っている空心菜。しかし、太陽の光も水もあれば、雑草も喜んで生えてきてしまいます。
今日は、大人数のみんなで空心菜の草取りだー!
テーマは『空心菜フェスティバル』。雑草の量はやや多いけれど、お祭りのような気持ちで、みんなと元気よく草取りをしました。
今日のかけ声は「はい!」ではなく、「フー!」という歓声です。
次の株の草を取るとき、次の畝に入るとき、宣言をすると、いつでもみんなから、その人を盛り立てる明るい声が返ってきます。
手強いヒエやホタルイなどの雑草も、水しぶきとともに、ズボズボっと抜けました。水を張った畑での草取りは、土から抜く草取りとは違って、また楽しくて気持ちが良いです。
集中すると、もくもくと作業をしてしまいますが、誰かの「次の畝に入ります!」の声に、みんなと応えていると、すごく楽しくなってきて、みんなが一緒に居てくれて、一体となっている感覚に包まれました。
今日ですべての畝を終わらせることはできなかったけれど、畑の半分以上の草取りを進めることができました。
もうすぐ、なのはな縁日。「空心菜フェスティバル」で一足先にお祭り気分を味わえて、みんなと楽しみながら草取りを進められて、奇麗になった空心菜畑の緑色が嬉しかったです。
(みつき)
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夜7時、勝央文化ホールの舞台に並んだ、勝央金時太鼓のなのはなチーム。水曜日の今夜は、太鼓の練習日です。まずは、太鼓を打つ構えをしやすくするための体操から。ステージ上を2往復半、横断しながら一歩ずつ腰を落とし、バチを頭上に上げて、股関節などを柔らかくしてゆきます。
勝央金時太鼓保存会会長の竹内さんに指導していただき、『那岐おろし』を練習しました。この地域特有の局地風、那岐おろしを題材とした楽曲です。長胴太鼓、締太鼓、大太鼓の音色を活かして演奏します。この日は、枠打ちといって太鼓の縁を叩く音色を綿密に揃える練習や、各太鼓の印象的なフレーズの練習などを行ないながら、曲を通しました。
曲のさいごには、すべての太鼓でクレシェンドをかけていきますが、その音量がよく上がるようになってきた、と竹内さんが言ってくださり、とても嬉しかったです。
次週には全体の音量のバランスを整えていく予定です。11月には、倉敷市のマービーふれあいセンターにて、「岡山県和太鼓連盟30周年記念 晴れの国和太鼓まつり」が開かれ、私達は11月2日の部に出演します。誇りを持って、良い演奏をできるよう、練習を重ねていきます。