「優しくて頑張り屋の」 きく

8月18日

 集合の時間に、いま赤ちゃんを連れて帰ってきてくれている卒業生の話を聞きました。話を聞いていて泣けてきました。私の母親も、私を産んだ時には凄く喜んでくれただろうし、何があっても我が子を守ると強く思ったと思います。今もきっと同じ気持ちだろうと思います。愛情もたくさん注いでくれました。こういう人間になってほしいという思いもあったと思います。そういう母親のいろんな思いに何一つ応えてあげられなかったなぁ、私がいなければもっと楽しい人生を歩めただろうなぁと思うと、母親が可哀そうでならなくなります。昨日までは前向きな気持ちになれていて、死ぬときに後悔しない人生を送ろうと決意していたのですが、今日は産まれてきてしまったことを申し訳なく思う気持ちになって、どうしても気持ちが上がりませんでした。

 今日はひろこちゃんの誕生日でした。私は室内作業なので、ひろこちゃんと話すことが多く、ひろこちゃんの人柄が段々分かってきました。初めは少し厳しい人というイメージがあったのですが、本当は凄く優しくてユーモアがあって、とても魅力のある人だと分かってきました。いつも作業が終わると、「今日はありがとう。すごく助かりました」と優しい笑顔で声をかけてくれます。それが凄く嬉しいのです。また頑張ろう! という気持ちになります。なのはなのために頑張りたいという気持ちもありますが、ひろこちゃんの力になりたいという気持ちもあります。ひろこちゃんが喜んでくれたら私も凄く嬉しいです。少し前、私が元気が出ない日があったのですが、ひろこちゃんが優しく気遣ってくれたとき、嬉しくて涙が出ました。優しくて頑張り屋のひろこちゃんが大好きです。

 夕食前、うたなちゃんと洗濯物を畳んでいたら、あんなちゃんが手伝ってくれました。桃の話や縁日の話ができて嬉しかったし、当番でもないだろうに手伝ってくれたことが本当に嬉しくて、あんなちゃんの方から声をかけてくれたことも嬉しかったです。