8月18日のなのはな
なのはな縁日、当日まで残り1週間。
1日、たっぷりと縁日の準備を進めることができました。
わたしは、吹き矢の屋台を開くチームです。
今回の縁日は『昆虫』をテーマにして、コンサートにも繋がるような、華やかで質の高いものを目指しています。
準備の時間では、矢を作るチームと、吹き矢の的を作るチームに分かれました。
5月の山小屋キャンプでみんなが作ってくれた昆虫の的のほか、新しい昆虫の的を追加で作りました。
それは、タマムシ!
一見、緑色なのかと思ったら、見る角度や光の入り具合で、そのボディが虹色に輝きます。虫の宝石と言われるくらいに美しいヤマトタマムシに、わたしたちも一目惚れをしてしまったのです。
やよいちゃんと一緒に、もくもくとタマムシの的の色塗りを進めていました。写真になっても変わらない、美しいタマムシ。その見本を横に置いて、じっと観察するようにしながら、少しずつ、少しずつ色を重ねていきました。
これは赤色かな? ここは青色? すごい、黄色にも見える……。
タマムシを作ることで、もっとタマムシの魅力が分かるような気がしました。
さあ、完成したタマムシの的を持って、山小屋に行ってみよう!
午後からは、縁日の開催場所である山小屋の、盛男おじいちゃんの山に、下見に行きました。
おじいちゃんの山に入ると、すうっと涼しくなったのが分かりました。何より、おじいちゃんの山の中は、広くて、大きい!
持ってきた昆虫の的が「少し小さかったかな?」と感じるくらいに、太くて、どこまでも真っ直ぐ伸びるヒノキが並んでいます。そのスペースが、わたしたち吹き矢の屋台ブースです。
実際に的を置いてみると、その的の昆虫が馴染んでいて、いきいきしているように見えました。作りたてほやほやのタマムシも、すごく鮮やかに輝いていました。実際に全て貼り付けて、夜になってライトアップされたら……。もっと、こういう的や飾りがあってもいいかも……と、実際の場所に来てあれこれ考えていると、心が躍りました。
「おじいちゃんの山を上がって、全ての屋台を通って、その最後に待っているのが、吹き矢。大トリだと思って、ここをステージのように飾ったらいいよ」
以前、お母さんがこう話してくださいました。その言葉が、ずっと心に残っています。
この一度きりの縁日の夏の夜を、みんなと思いきり楽しめますように……。あと1週間、最後まで良い屋台を作り続けます!
(みつき)
●古吉野でも、いろいろな飾りが形になってきました●