「好きな気持ち、守る気持ち」 みつき

8月15日

●マクワパニック

 今朝、いつものようにみんなとマクワウリの収穫をしていると……異変を感じました。
「あれ……多い」
 明らかに収穫できるマクワウリが多いのです。実に触れなくても、もうすでにヘタから実がぽろりと取れているものばかりで、畝の上で収穫を待っているマクワウリがごろごろと沢山ありました。
「もしかして、これは……」
 頭の中で『大収穫』という文字が浮かんで、ひとりでにんまりしてしまうような嬉しさが、じわりじわりと襲ってきました。
 あっという間にカゴが満杯になってしまって、ついには持って来たコンテナが足りなくなるほどでした。ここでみんなとはっきりと確信した『マクワ・パニック』。300キロ近くもマクワウリが取れて、驚いたけれど、すごく、すごく嬉しかったです。
 困ってしまうくらいにたくさん取れてしまう、こんなのは本当に贅沢な「困った!」と思います。
 マクワウリをみんなで食べられる夏が来てくれて本当に嬉しいです。

 

●好きな気持ち、守る気持ち

 お父さんのハウスミーティングや集合のお話がとても嬉しかったです。
 赤ちゃんがなのはなに来てくれたり、まりかちゃんが笑ってくれたり、新しい出会いで心がきゅうっとなるような「好き」の気持ちは、わたしも最近よく感じます。

 理解があるから「好き」という愛情が生まれるということを、もういちど教えて頂いて、その通りだと感じました。
 なのはなに来るまでは、好き嫌いがコロコロと天気のように変わってしまって、大好きだと思っていた人を、突然幻滅して嫌いになってしまっていました。自分も人から好きだと思われている実感もなくて、一方通行のような寂しさがあったし、本当に好きで大切だと思えて、挙げられる人が誰もいませんでした。

 今、わたしは大好きな人たちに囲まれています。なのはなのみんなのように本当に大好きな人たちに対しては、もう理解があるから、「ここは好きだけどここは嫌い」とかにはならなくて、その人のどんなところも全部その人であるし、全部ひっくるめて好きでいられる。そういう気持ちでずっと好きでいられる人ができたことは、嬉しくて幸せなことだと思います。

 本当に理解し合える人たちに出会えてよかったなと思うし、もっと自分も理解し合えるように、心を作って磨いていきます。

 集合で、「自分がマウントを取るか、取られるか、その考えでしか人と関係が取れない」というお話が、わかりやすくて自分にもとても思い当たると感じました。
 自分が人から見下される、評価される、攻撃される、非難される、そういう受け取る側の気持ちになってしまうとき、わたしは「マウント取られる」という今までの間違ったフィルターがかかってしまっているだと思います。
 いつも同じ土俵で、守る側、発信する側でいないといけないです。

 今日は久々に追肥ツアーに出かけて、すごく楽しかったです。
 ピーマンとゴーヤの追肥は草剥がしと草敷きがあって、時間がかかるのかと思ったのですが、意外とテンポよく終わって、牛肥を撒くのに走り回るのは気持ちが良かったです。

 やよいちゃんの作業は、内容がシンプルで的確で、分かりやすいし動きやすいし、スピード感もあるけれどきゅうきゅうとはしていなくて、のびのびとしているような空気があります。やよいちゃんの傍で作業をする機会が多いのですが、本当にやよいちゃんが格好良くて、尊敬しています。わたしももっとそうやって心と身体を使えるようになるのが目標です。

 もっとリーダーさんがやりやすくて、作業に入ったみんなが楽しくって、動きやすくて、やりがいがある時間を作れるように、もっと自分が何をできるか、いつも具体的に考えていきたいです。