「守る側になった瞬間から」 ももか

8月14日

 まりかちゃんがなのはなに来てくれて本当に嬉しくて……ななほちゃんたちとシスターをさせてもらって、その中で、たくさん、たくさん楽しい気持ちを感じさせてもらって、本当に幸せです。 

「守る側になった瞬間から、人は強くなれる」
 その言葉が驚くほど今の自分にピッタリで、仕方がありません。まりちゃんと一緒にいるとき、私は自然と守られる側、受け身から、まだまだなりにも、守る側に立って、
(まりちゃんになのはなで心から安心して過ごせるようになってほしい。たくさん、みんなと一緒に楽しんでほしい)
 そんな思いで、一緒に野菜の収穫に行ったり。室内で過ごしたり。

 私は、まりちゃんといると、今までふとした時にすぐに出てきてしまっていた年上に対しての横柄な態度、疑問という形で反感や正義を振りかざしてイライラすること、過活動ももちろん、幸せの青い鳥探し、症状めいた気持ちが、さっぱりとなくなっていくことを感じて。胸がいっぱい、幸せいっぱい、いろいろなものがプラスに見えて、これから何ができるか、それも凄く楽しみ。そんな気持ちになれます。
 
 まだ8歳と小さくて、慣れないところで、本当に不安だったり、時には寂しくなったりしてしまうこともあるかもしれない。初日の夜は特にそうでした。けど、大丈夫だよ……おねえちゃんがいっぱいいて、みんなまりちゃんのことが大好きだよ。そのあとぬいぐるみさんの名前を一人ひとりつけたり、大好きな猫のまつりのことを考えたり。お話していると、だんだん安心してすやすやと眠ってくれて。
 北和気納涼祭に行ったときは、みんなの演奏を身振り手振りで真似て、凄く楽しそうに『Beautiful People』から一曲一曲、一緒に踊っていて。

 日中はもちろん癒しタイムでまつりにご飯をあげたり、抱っこしたり、何度もまつりと一緒に遊び。絵本を読んだり、金魚すくいチームで飾りを作ったり、……
 まりちゃんが、なのはなが大好き! 楽しい! って笑顔で言ってくれて、本当に何事にも純粋に真っすぐに感じて伝えてくれて、そんな言葉に、たくさん元気ももらうし、気が付かせてもらうこともあります。

 まりちゃんが、これまで人と人との関係で違和感に感じたこと、寂しかったり、怖かったりしたこと、そんな気持ちも話してくれることもあって。そのエピソードと、その時の気持ちを聞いて、それにたくさん、ハッとさせられます。私たちもそうだったように、まりちゃんも、年は誰よりも幼かったとしても、家族の中で誰よりも、みんなが仲良くあってほしい。怒ったり、寂しかったり、そんな気持ちになってほしくなくて、みんなが平等でありたい。誰かがマイナスな気持ちになっていたら、自分がどうにかしないといけない。ってセンサーを働かせて気を回して。純粋で優しくて……これまで私が幼い頃に感じて来た気持ち、その当時は気がつかなくて当たり前の周囲への心配だと思ってたけど。こうして客観的に聞くと、それは異常な心配で、それに傷ついてしまったんだと気がつきました。
 けどなのはなでは本当にそんな心配をする必要がないんだ。心から安心していられるように、たくさんのお姉ちゃんと一緒に過ごして、一緒に変わっていけたらいいなと凄く思います。

 昨日までは、まつりの癒しタイムが1日の中でほとんどを占めてしまっていたのですが……今日はたくさんのお手伝いを一緒にすることが出来ました! 卒業生と赤ちゃんが帰って来てくれると言うことで、「ウェルカムボード」を作ろうと、ななほちゃんと3人で折り紙を折ったり、顔を描いたりして、とってもかわいいものを作って、たけちゃんハウスに持っていったり。百円市に夏飾りとしてヨーヨーを飾りに行ったり。“私たちラベル”を切って、カンカンに貼ったり。初めは「えー」って言っていても、少し言葉を掛けたら、パッとやる気スイッチが入ってくれて瞬間、夢中になって、「こうしたら可愛いかなあ」「こうしたら喜ぶんじゃない」って楽しそうにしてくれて凄く嬉しかったです。
 
 私自身、まだまだ一緒に過ごしていて(こういう時はどうしたらいいんだろう)って思うこともたくさんあるけれど。ななほちゃんの姿から分かったり、確認したり、まりちゃんにもみんなにも優しい選択をしていきたいです。 
 読んで下さってありがとうございました。おやすみなさい。