「なのはなの夏休み」 ななほ

8月14日

 卒業生が、赤ちゃんを連れて帰ってきてくれてとても嬉しいです。
 まだ、生まれてから19日しか経っていない新しい家族。また一人私たちに天使のような妹が増えて、とても幸せです。

 生後19日の赤ちゃんは、まだ人間というよりも神様に近いくらいに、神聖で、眠っている姿も、小さく泣き声を上げる姿も、本当に天使のようでした。

 夜、まえちゃんから、
「ななほちゃんもこれから、夜にたけちゃんハウスに行って、ミルクをあげる担当に入っているよ」
 と声をかけてもらって、そのことがとても嬉しかったです。

 これからしばらくの間、スタッフさんたちと代わる代わる、たけちゃんハウスへ行って、2時間おきに赤ちゃんにミルクをあげたり、おむつを替えたりできることがとても楽しみです。

 こんなにも小さくて、生まれたばかりの赤ちゃんに触れる機会は初めてなのですが、これから保育現場で働くとなったら、生後3カ月の赤ちゃんは保育園でも見るし、乳児院などでは生まれてから2日、1週間という赤ちゃんもたくさんいると聞いていて、こんな風に赤ちゃんに触れられる機会を与えていただけることも嬉しいです。

 卒業生が産後をなのはなで過ごしてくれて、こんなにも小さな赤ちゃんを見させていただけることも嬉しいし、本当にかわいくて、大切な命だなと感じます。

・なのはなの夏休み

 今日の午後は、久しぶりに雨が降り、畑と田んぼにとっては恵みの雨となりました。
 そんな中、今日はまりかちゃんとももかちゃんと一緒に、ウェルカムボードも作ることができて、「赤ちゃんはどんな名前だろう?」「早く、なのはなに来てほしいな」と話しながら、作った時間が温かかったです。

 また、今日はまりかちゃんとまなかちゃんと空心菜の収穫をして、裸足になって水田のような空心菜畑に入ったり、帰りもまりかちゃんと裸足で歩いてきた時間も「なのはなの夏休み」という感じがして嬉しくなりました。

 まりかちゃんも「ずっと、なのはなにいたい」と言ってくれていてとても嬉しいです。
 
 そして今日は、相川さんとSNSのミーティングもさせていただき、相川さんからたくさんのアドバイスもいただけて、その時間が貴重でした。
 5日間、相川さんがなのはなに帰ってきてくださり、貴重なお休みをなのはなでみんなの中で過ごしてくださる相川さんの気持ちが嬉しかったし、畑の方でもSNSの方でも大活躍でした。

 特に畑ではマクワウリの寒冷紗かけをはじめ、空心菜の収穫や虫対策まで、みんなと動いてくださっている相川さんの姿がありました。

 お見送りは寂しかったのですが、相川さんにとっての夏休みを一緒に過ごさせていただけて嬉しかったです。

 また、稲刈りに帰ってきてくださるということで、次にお会いする時までにはより、畑の方もSNSの方も相川さんに喜んでいただけるような結果を出していたいなと思います。

・よしみちゃんのお誕生日

 よしみちゃんのお誕生日をみんなとお祝いできてうれしかったです。
 なのはなに来たばかりの頃から、よしみちゃんがいつもどんな状態であっても、残された一筋の希望を懸命に見続けて、自分に向き合って、前向きに成長し続けてきた姿が、本当に綺麗だなと思います。

 よしみちゃんのシスターをさせていただいていた頃から、本当によしみちゃんはいつでも笑顔で明るくて、周りの子への気遣いをもっていたり、どんな作業でも自分なりの理想やプランを持っていて、それを上手にみんなに提供していて、そんな姿に私もたくさんの力をもらってきました。

 コンサートやイベント前では、体育館に行けばダンス練習をしているよしみちゃんがいて、音楽室に行けば太鼓やトランペットの練習をしているよしみちゃんの姿があって、よしみちゃんはいつも地道な努力をしていることを感じます。

 向上心や熱意をもって色々なことに挑戦し、それを自分のものにしていくよしみちゃんが本当にかっこいいし、よしみちゃんの優しさや正直さが大好きです。

 今夜は河原の花火大会で、図書室からお母さんたちと見ることができて嬉しかったです。

 きくちゃんやみゆちゃんも花火が好きという事で、新しい子たちともみんなでぎゅうぎゅうになって花火を見た時間が嬉しかったです。