「『ふるさと』と言える居場所」 ななほ

8月13日

 北和気納涼大会に出演できて、とても嬉しかったです。
 スクーリングに行っていた都合で、私にとってこのイベントが、この夏最初で最後のダンス出演でした。

 帰ってきて早々のイベント出演ということもあり、この夏のみんなの気持ちや質のレベルに追いつけるか、みんなの中で上手く気持ちを揃えて表現できるか緊張していたところもあったのですが、ダンスの方も衣裳部の方も個人的には、大成功となった、北和気納涼大会でした。

 衣裳部では、予め、つきちゃんやひろこちゃんがフォーマットや段取りを考えてくれていて、衣裳の積み込みや積み下ろし、テントの準備、最後の衣裳の撤収や部屋の掃除までスムーズに進みました。

 また、ダンスでは『ドゥ・ザ・フラ』を初めて、たくさんのお客様の前で踊ることができて、改めて踊る側とそれを受け取る側がいると、踊っていてもサービス精神が出て、より、前に前にと気持ちが出ていくのを感じました。

 北和気納涼大会は野外でのステージという事もあり、演奏が進むにつれて外がだんだんと暗くなっていき、立ち位置などは難しかったのですが、その中でも、心の目をつかって踊るメンバーのみんなと立ち位置や振りを揃え、結果としていいステージになったと思います。

 個人的には、『ハウ・ファー・アイル・ゴー』で踊った後、涙が出そうになりました。
 空が暗い中、ライトに照らされて私たちが踊っていて、その目線の先には応援組のなのはなのみんなの姿がありました。

 会場に設置されたセンターの櫓の前には、なのはなアコーステックギター教室と版画教室の先生でもある、藤井先生の姿があり、一番真ん中で、やわらかくて嬉しそうな笑顔を浮かべている藤井先生の表情が、とても嬉しかったです。

 また、ゲストの相川さんも私たちの演奏を真っすぐに受け取ってくださっていたり、浴衣を着た応援組の全員と、目が合うくらいにみんなの存在をそばで感じて、踊っていてもすごく安心した気持ちになりました。

「私にはこんなにも仲間がいる」
 そう、思うだけで安心して涙が出ます。

 『ハウ・ファー・アイル・ゴー』に込める、期待と希望の中に、みんなの姿があって、私の思い描く夢や理想はいつも、なのはなのみんなの中にあるなと改めて思いました。

 そして、最後、片手を空高く伸ばして視線を空に向けた時、暗闇の中に無数に光る星の姿があって、本当に満たされた気持ちになりました。

 お客さんの拍手も大きく、すごく温かい空気の中で演奏させていただけたことも嬉しかったし、こんな風に今、私は「ふるさと」と言える居場所があって、「家族」と言える大好きな仲間がいて、みんなに大きく受け入れてもらい、お互いさまの気持ちで高め合っていく今が、本当に恵まれていて幸せだと感じました。

 最後の『フラガール』では、お客さん一人ひとりと目が合うくらいに、お客さんもなのはなファミリーのステージに引き込まれているのを感じたし、私もすごく気持ちを乗せやすかったです。

 私にとって今年、最初で最後のイベント出演。改めて、こんな風に人前に立って表現する機会があるから、今、私はいつでも演じることができるのを感じます。
 スクーリングで外に出ても、たくさんの人に喜んでもらえる存在、なのはなファミリーを魅力に思ってもらえる存在になれて、そんななのはなファミリーが素敵だなと思います。

 なのはなファミリーの考え方、なのはなファミリーで表現するものは本当に普遍的で、私たちが摂食障害から回復する時、そしてこの時代をちゃんと生きていくために必要な答えがすべて包まれていて、それを体験を通して自分の中に積み上げていける機会があることが嬉しいです。

 もう消灯なのでここまでにします。今日も、朝から、まりかちゃんやももかちゃんとオクラの収穫をしたり、何人かの子と車の洗車をしたり、すごく充実した夏の1日でした。