「北和気納涼祭 シャインマスカット」 りんね

8月13日

〇北和気納涼祭

 今日は北和気納涼祭に、9曲のフラダンスと演奏で出演しました。
 北和気納涼祭、と言えば、夏の終わりに近いイメージがあったけれど、あっという間に本番が来てしまいました。

 今回、出演していて、以前よりも確実に人前で踊ることに安定感が持てるようになったと感じました。まだまだ、不安定なところ、気持ちの弱さが表れてしまっているところが大きいけれど、それでも確実に、少しずつ、前進しています。

 演奏前に、あゆちゃんが、「この夜が最後でもいい、という気持ちで踊るんだよ」と話してくれました。
 小さなお祭りだから、とか、そんなことは関係なく、どんなに未熟でも、今の精一杯で、これが最後でもいい、という気持ちで演奏に向かうこと。なのはなだからこそ、できる表現で、その一部として私もいられることが、嬉しいと思いました。

 また、北和気納涼祭は、藤井先生が繋いでくださった場でもあります。3曲目、『カワイプナヘレ』を踊り終わったとき、やぐらの正面に藤井先生がいる気配を感じて見ると、藤井先生と目が合い、心の中で応援してくださっていたように感じました。
 藤井先生は、私がなのはなに来たときから、アコースティックギター教室や版画教室で教わってきて、師弟の親しみのようなものが、深くなってきていることを感じて、少し涙が滲みました。
 本当にありがたいなと思いました。

 最後、フラガールを踊っているとき、会場の空気感、一人ひとりの心が私たちの演奏に向かって、なのはなの応援組のみんなや、お客さんが観てくださっていることを感じました。
 フラダンスを踊ると、普段の生活では表に出てきにくいような深い情が、曲の気持ちに沿って表現できると感じます。そのとき、生きているということを実感できます。
 なのはなに来るまで、どこにも生きる場所がなかった私が、みんなの中で、未熟ながらもこうして表現しながら、生きる実感を得られることが、本当にありがたいです。
 演奏後、テントまでお母さんが来てくれて、「良かったよ」と声をかけてくれて、とても嬉しかったです。

〇シャインマスカット

 今朝、つばめちゃんとシャインマスカットの手入れを行いました。
 硬核期が開けて、果粒軟化期に入り、剪定や摘粒を行っても、生理障害が出る心配が無くなったため、副梢の除去、縮果症や病気の症状が出てしまった粒の摘粒を行いました。

 一度、新聞紙の袋を全て取りました。シャインマスカットは、どれくらい生理障害が出てしまうかと心配していたものの、9割以上、ほとんどが綺麗な状態でした。
 順調に粒が肥大していて、艶やかで、本当に美しい房が連なっていました。一部の粒を摘粒して、また袋をかけました。

 約100房。今年、古畑の1本のシャインマスカットのできが、すごくいいと思います。
 一番の理由は、須原さん、さくらちゃん、よしみちゃんたちが、棚を作ってくださり、ビニールの屋根をつけてくださったことだと思いました。
 池上の屋根を付けていないオーロラブラックは、病気がかなり来てしまったけれど、古畑のシャインマスカットは、ほとんど病気が来ませんでした。病気は、雨水を伝ってやってくるということがよく分かりました。

 また、古畑は強い西日を受けない場所にあるので、日射による生理障害も起こりませんでした。それに加えて、獣被害も来ていません。
 ジベレリン処理や摘粒も、初めてで自信がなかったけれど、何とか許容範囲で行えたようです。
 後の手入れは、9月上旬ごろに予想している収穫まで、獣の被害に注意しつつ、水やりをするのみになりました。

 このまま、美しく実ってくれたシャインマスカットを、いい収穫や嫁入りまで繋げられるように、気持ちを向けていたいです。