「憧れの人を演じる」 ほのか

8月9日

 今日は、『フラガール』のボーカルテストを聞いていただいて、ありがとうございました。正直自分は、ちょっとは褒められると思っていました。自分は、なのはなバンドのボーカルというポジションを少し軽く見ていたと思います。自分は素人のカラオケレベルでしか歌えていませんでした。人前に立ってマイクで歌うということがわかっていなかったし、歌詞のつなぎ目とか、ディティールが成っていなかったです。声が揺れて安定しないのは、気持ちが安定していないから。まだ回復の途上で、確固たる意思がまだできていないこということも、あゆちゃんに教えていただいて、自分に深く刺さりました。全て目をそらしてはいけない事実であって、正直悔しい気持ちがあったけれど、受け止めて改善していかないといけないと思います。

 納涼祭本番で歌えるかどうか、今まだわかりませんが、どちらになったとしても、良かったなと思います。今回は応援組、という結果なら、初めて応援組としてみんなのダンスを正面から見られる楽しみな気持ちがあるし、よし特訓してがんばるぞとなったら、今の自分が扱かれて泣いたりぶつかったりしてぐんと成長できる機会かも知れないです。今は、毎日平穏で楽しくて、ぬるま湯みたいな環境です。安全地帯でのんびり今楽しくやっているけれど、もし特訓が入ったらぬるま湯が熱湯になってのほほんとはしていられなくなるし、辛い思いをするかもしれないけれど、その分ぬるま湯より成長のチャンスはあると思います。だから、どちらの結果になろうと、すごく嬉しいのです。

 夜、空き時間があったのですが、何をする気にもなれず、ぼーっとして、うろうろしていました。そしてぼーっとみんなのダンス練習を見たりして、気づきました。自分は、もやもやした気持ちが消化不良で、誰かに聞いて欲しいんだと思いました。でもみんな忙しそうだし、聞いている振りでもいいので誰かに話したいと思い、1年生に言ったら、まえちゃんがいました。まえちゃんに、今の自分の気持ちを話しました。「みんながすごすぎて、いくらがんばっても追いつけない、みんなみたいになりたい」ということです。
 今の自分は、まだプレイヤーじゃない。「みんな」という言葉が抽象的すぎる。頭でいちいち評価を気にしている暇があったら、努力する。真面目に地道に。自分で自分の通信簿をつけない。みんなという対象を明確にして、なりたいだけじゃなくてどうするかを考えることを教えてもらいました。もやもやが、そこで一気に消えました。自分は、どうせこうだからというへりくつ、前提をつけて努力することをさぼっていた。だから、動きます。

 ダンスでは、あけみちゃんみたいに。畑とユーモアセンスは、まえちゃんみたいに。リーダーシップは、あゆちゃんみたいに。利他心やみんなに対する優しさは、まなかちゃんみたいに。考え方は、お父さんお母さんみたいに。向上心、熱心な気持ちは、やよいちゃん、あんなちゃんみたいに。今日のハウスミーティングでもありましたが、その人を演じればいいと思いました。自分を離れて、自分の研究をやめて、憧れの人を演じます。自分って何だっけというレベルで、目標に近づくために演じます。話を熱心に聞いてくれたまえちゃんがすごく優しくて、ありがたかったです。明日からよしがんばろうと思えました。ほんとに、まえちゃん大好きです。

 明日は、大好きなセブンブリッジを、相川さんともできることがすごく楽しみで、お仕事組さんやりゅうさんもいてくださる土曜日が嬉しいです。明日もがんばります。読んでいただきありがとうございました。