8月9日のなのはな
早朝作業のはじまりは、マクワウリの畑に集合。なのはなのサマータイムといえば、早朝に収穫メンバー全員で行うマクワウリの収穫です。
今朝から崖崩れ畑の収穫も始まり、半分畑と崖崩れ畑の2枚の畑で、マクワウリの収穫をしました。明日からは隔日で、2枚の畑を交互に収穫していく予定です。
実が熟れてくると、実は濃い緑色から変化して白っぽく色が抜け、黄色味がかってくるものもあります。実を軽く引っ張ると、蔓からぽろっととれるものが、熟れた美味しいマクワウリです。
午後からは、日照りで実が焼けないようにするため、日よけの寒冷紗張りを進めました。
紗を張った下でも収穫や手入れがしやすように、5メートルの単管パイプを支柱に使って紗を張ろう、とお父さんがイメージを教えてくださいました。
畑の大きさ、紗の幅や長さを測っていくと、どんなふうに、どこから進めていくか、漠然としていたところから、こうするのが一番いいのではないか、というところに一つずつ決まって、作業が進んでいくことが楽しかったです。
須原さんが指揮してくださって、素早く奇麗に支柱を立て、紗を張っていくことができて、嬉しかったです。支柱同士をつなぐ横の竹を取り付けるとき、竹が細くて補強の必要な箇所などもみていただいて、覚えておきたいと思いました。
適度に光も通したいため、銀色の寒冷紗を使いました。寒冷紗は支柱にスズランテープで固定していたのですが、紗がそこまで丈夫なものではないので、そのままだと日が経ったら破れてしまいそうだと思いました。
私はガムテープで補強することしか思い浮かばなかったのですが、須原さんが紗をベニヤ板で挟み、ビスで止めて、そこにスズランテープを通して結んだら破れにくくなるということを教えてくださり、なるほど、すごいなと思いました。
この日の作業では、2枚の紗を張るところまで進みました。夕方、作業終わりには、まぶしい夕日の反対に2枚分の紗の影が落ちていました。日照りからマクワウリを守れるように続きも頑張りたいです。
(さくら)
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桃、桃。たくさんの甘い実をならせた桃。
中生品種のなかでもとくに高名な清水白桃の収穫が一段落し、川中島白桃や、白麗といった晩生品種の収穫がはじまっています。少しピンク色の強い川中島白桃に、白い肌の白麗。ならんでいると、お雛様のようでした、と桃の収穫メンバーが、愛しそうに話していました。
8日から9日にかけては、桃畑をめぐりながら、桃の樹の水やりを行ないました。
桃の収穫前は、極端な水分変動は実の糖度を下げたり、種割れの原因になったりするため、喜ばしくありませんが、収穫が終わったあとの樹には、水は何より大切なご褒美です。今の時期に水を吸収できなければ、次の花芽が充実しなくなってしまいます。今回の水やりでは、ハイデルスポンプや消防用ホースなども使い、3チームで2日間をかけて水やりをしてまわりました。