夏まつり作東に出演し、新しいメンバーとも踊ることができて、とてもうれしかったです。
本番前の控え室で、あゆちゃんが話してくださったことが、とても心に残りました。
あゆちゃんは、消費者ではなく生産者になる、ということを強く教えてくださって、そんな風に私たちが生産していく側、これからの未来をつくっていく1人として、未来につながるものをダンスや音楽で表現して伝えていく、ということを改めて理解しました。
お父さんからも、ステージに出ている時の姿だけが大切じゃなくて、そこまでの移動時間や、待機する時間の態度や立ち姿で、ステージに立った姿の見え方や感じ方が決まってくる、ということを教えてくださりました。
どれだけステージで見せようとしても、それまでの態度や立ち振舞いができていなければ、何も得てもらえるものや感じられるものは、ないと知りました。
その話を聞いたうえで、外に出て、本番まで、待機しているときは、心が引き締まりました。
皆の心が一丸となっていて、背筋がピンっと張っていて、その立ち姿がとても奇麗だったし、その空気でいさせてもらえて、“これからは私たちの、なのはなの演奏が始まるんだ”と思うと、お客さんに伝えたい気持ちや、心から感じられるもの、私達はこう生きていきます、という強い意志と心持ちを、お客さんの心をわしづかみにして、伝えていきたい。そう思うと、いつもとはひと味違う、わくわくとした気持ちを感じました。
そして、最初でこれからの流れがすべて決まる。最初が1番大切。という、あゆちゃんの言葉を思い出して、ステージに立つ前から、お客さんにどういう顔を見せるのかを心に決めてから、ステージへ行きました。
ステージに立つと、お父さんが、皆の顔や姿がハッキリと照らされるようにと、ライトをあててくださっていて、そのおかげでより、空気がステージの色に包まれていくように感じたし、そのライトの中で、皆で、ステージに立ててうれしかったです。
私は、諾神社の時から、心持ちがさらに一段階変わったような気がしています。
それは、あけみちゃんのうしろで踊らせてもらったからで、あけみちゃんから感じるオーラだったり、一つひとつのフリで、“ここ”というポイントがあり、この動き、ここではこういう気持ちを表現する、というのが、見ていてもはっきり伝わってきて、その時、感じられるものがたくさんありました。
ダンスはただ単に踊って終わり。練習したものを見てもらう。じゃなくて、ダンスを通して何を伝えたいか。言葉をかわさなくても伝わるもの。他のダンス部だったりとは全然違う、なのはなのステージをつくる1人として、踊らせてもらえて嬉しかったです。
最後のトリを飾る『ホワイト・フラッグ』も、この踊りは私達にしかできないもので、私達がつくりあげたものなんだな、と改めて実感したし、そんな厳しいダンスを、皆で心を1つにして踊れて、私の心もすごく引き締まったし、踊ることができて、すごくありがたいです。