7月23日のなのはな
なのはなの夏は、桃の夏でもあり、今は毎日、桃の収獲をしています。
今は、中生品種が熟れる時期で、白鳳、紅清水、なつごころ、浅間白桃、勘助白桃を収獲しています。
今日の一番のニュースとしては、今年初収獲の清水白桃を収獲をしました。
品種の数も多いため、あんなちゃんと、るりこちゃんが清水白桃の木を専属でみてくれて、他の6人で、今日は白鳳、浅間白桃、勘助白桃、なつごころの収獲をしました。
浅間白桃も2日前ほどから収獲がスタートしていて、浅間白桃の収獲基準を、あんなちゃんが実際に桃の実を収獲して、これは、まだうっすら青い、持ってみても感触が固いなど教えてくれて、収獲をするときに、色の基準もあるけれど、桃を見て雰囲気を感じ取ることも大切なのだと思いました。
収獲はペアで進めています。
私は、まりのちゃんとペアで収獲をさせてもらいました。採る人と、受け取ってコンテナに入れていく人の役割に分かれています。
収獲をするときに、袋を少しだけめくり、「採る」「待つ」と声に出して、宣言をして、相手にもわかるように、声に出して収獲をします。
一緒に収獲をしているみんなの声も聞こえてきて、「採る」という声が多く聞こえてくると、今日は熟れが進んだんだと思って、熟れているものが多いかもしれないという前提で収獲をすることができます。前日の気温が高いと、桃の熟れが進んでいることが多いので、天気も一つの手がかりとして意識におきながら収獲をしています。
日当たりなども関係してくるので、木のなかでも、熟れが進んでいる枝や、まだ熟れがあまり進んでいない枝もあります。
低い位置で内側にある実は、熟れが進んでいないけれど、木の高いところ、枝先から熟れてくるので、色々な視点からその日の熟れ具合はどうかというのを予測したり、実際に収獲する桃をみて、見極めるのが難しくもありますが、迷ったときは、仲間に客観的に見てもらったり、仲間と協力しながら収獲します。自分のなかに「採る」と思う感覚をしっかり入れていきたいです。
桃を1コンテナ分、収獲したら、あんなちゃんやみんなと、自分が収獲した桃が採り頃で採れているか、それとも、早採りか、待ちすぎているのかを確認して、再度、収獲を続けます。私は、自分の傾向としては、待つ傾向にあることを知り、自分の傾向も踏まえて、採り遅れのないように意識して、自分が思うよりも、私の場合は少し早めに採ることを意識しています。
収獲するときも、枝あたりが出ないように綺麗に採るのが難しいです。枝の先端についている実を収獲しようとすると、しなってしまって、枝あたりが出てしまうかもしれないと思うときに、私はペアの相手に助けを求めて、相手に枝をもっていてもらって、収獲をしています。
桃のことを考えて、あたりが出ないように収獲することのほうが大切だと思い、仲間に助けてもらいながら、自分の出来る限りでやろうと思いました。
最近は、11時ごろになると、気温も高くなってきて、日差しも強く、桃の温度があたたまってしまうため、桃があたたまってしまう前に、収獲を終わらせるために、時間とスピードを意識して進めています。
明日は、清水白桃の収獲をします。
緊張もするけれど、みんなと力を合わせていい収獲ができるように頑張りたいです。
(ふみ)
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魚とり畑裏と諏訪奧畑で育てているササゲは、そろそろ花が咲く、大切な時期になっています。
蔓を伸ばす特徴のあるササゲは、放任すると畑一面が蔓でいっぱいになってしまい、草取りや収穫などの手入れが大変です。
その対策として、今年は竹を使って支柱を立ててネットを張り、そのネットに蔓を這わす方法で育てることになりました。
昨日は2枚の畑に、竹で支柱を組むところまで進めて、今日は次の工程のネット張りを行いました。ササゲも、キュウリやゴーヤと同じ方法でネットを張っていくのですが、キュウリやゴーヤよりも縦竹が短いため、その分、ネットをしっかり横に伸ばしながら張っていくことを意識して行いました。
畝が長いところは、ネットを繋げて使います。私はこの工程に少し苦手意識があったのですが、「う~ん……」と頭をひねりながら作業していて、いろいろ試行錯誤しながらも上手くいったときは、とても嬉しかったです。
一緒に作業していたどれみちゃんたちが、ネットをピンピンに張れるようにネットと支柱をスズランテープで固定してくれて、ピーンと張ったネットが、とても綺麗だったなあと思います。
お父さんが、今年のササゲを見て、「すごく良いササゲが育っているね」と仰ってくださり、今後の成長が更に楽しみになりました。少し前は病気がちな株も見られたのですが、ササゲの担当チームのみんなの手入れによって、今は株の勢いのほうが強いなあ、と、感じられます。ネットを張ることで手入れがもっとしやすくなったり、湿害なども予防できそうだなと思いました。
(よしみ)