7月22日のなのはな
ギラギラと焼けるような日差し、夏真っ盛りの日。秋に向けて、キャベツ、地這いキュウリの種まきをしました。
3月から、まえちゃんと育苗を担当してきて、レタスをトップバッターに、夏の主力野菜であるナスやピーマンを蒔き、畑には苗床を作り、豆を蒔いて……、そうしているうちに、あっという間に秋野菜を作る時期が来たな、という感覚です。
キャベツは、のちに鉢上げをするので、温度がトレーの中で均一になりやすい200穴のセルトレーを使って、今日は500株分の種まきをしました。
茶色の培土の上に、濃いブルーの、キラキラした2ミリほどの種を置いていると、この青は、青いターバンを巻いた少女の、ターバンの色にそっくりで、とても綺麗だなと思いました。
小さな、小さな種から、どうか芽が出るようにと、秋のトップバッターに願いを込めて種まきをしました。
隣では、りんねちゃんが、9号のポットに地這いキュウリ260株の種まきをしてくれていました。
ネットに誘引するキュウリは鉢上げを嫌う、ということを、春夏野菜の育苗期間に、嫌というほど痛感したので、今回は鉢上げ無しで定植まで育苗できるように、最初からポットに種を蒔き、苗の負担を減らせるように、まえちゃんが考えてくれたのだと思います。夏の反省を活かして、今回は上手くいくように。緊張もありますが頑張ります。
種は、キュウリの種を鮮やかなピンク色にコーティングしたもので、サイズは大きく、蒔きやすかったです。
種は横に寝かせておくのですが、子葉の向きが揃うように置き方を統一したので、発芽したときに、みんなが同じほうを向いて発芽している様子をイメージすると、何とも可愛らしいと思い、芽が出てくれるのが、とても楽しみになりました。
育苗をしていると、何の野菜でも、蒔いた種が発芽してくれた時が一番うれしいなと思います。
今日も、ポットやセルトレーに蒔いた種から、ぞっくりと芽が出そろっているのをイメージして種まきをしました。
この時期の種まきや育苗は暑さで難しいですが、部屋の中で温度管理をしっかりして、高い理想を実現できるように、根気強く、前向きに、苗を見ていきたいし、また、みんなで育てる野菜の苗を見ていけることが、とても嬉しくて、これからの生活に、苗の色が増えるのが嬉しくて、頑張りたいです。
(なつみ)
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明後日が本番の、勝間田天神祭に向けて、河上さんから浴衣の着付けを教えていただきました。
私は、河上さんから着付けを教えていただくのは初めてではなかったけれど、まだ理解しきれていないところを理解して、綺麗に浴衣を着られるように、改めて気持ちを正して着付け教室に向かいました。
はじめに、河上さんから、当日に浴衣を着るときの、マナー、場所の使い方、浴衣を着る前の物の置き方などから、一つひとつの所作を教えていただきました。
着付けでは、よしえちゃんがモデルになって、河上さんがよしえちゃんに着つけながらポイントを教えてくださいました。
浴衣を羽織る所作、裾の合わせ方、腰ひもの結び方、御端折りの仕方……。美しく浴衣を着こなすには、欠かせないポイントが随所にあります。河上さんが着付けていくと、さっと、浴衣がしわなく、美しく着付けられていって、みんなからも感嘆の声が上がりました。
一通りの着付けを教わると、次は当日の着付けペアの子と、実際に浴衣を着付けていきました。
練習で着る浴衣は、本番と同じ、白地に紺模様の勝央音頭保存会の浴衣です。大きさは一律なので、それぞれの身丈に合わせて腰ひもの結ぶ位置などを調整して着ました。
ペアのみつきちゃんと、お互いに裾や後ろを見ながら、河上さんに教わったポイントを確認しつつ、着付けました。
ぴしっと浴衣を着ることができると、気持ちも正される思いがしました。揃いの浴衣を綺麗に着たみんなを見ると、誰もが上品で美しく感じました。
当日の道中流しでは、ペアの子と一緒に、今回、河上さんに教えていただいたことをしっかりと押さえて、踊っても着崩れないように着付けたいです。そして、日本人として浴衣を着ることに相応しいような、気品ある心持で、勝央町の伝統を引き継ぐ一部になれるよう、みんなの中で踊りたいと思いました。
(りんね)