7月17日(水)「桃と野菜採る朝 うつくしいピーマン & 勝央音頭保存会 練習2日目」

7月17日のなのはな

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 7月も後半に入り、桃畑では桃の収穫がひとつのピークを迎えています。白鳳、なつごころ、勘助白桃、紅清水などがとれ、毎日、昼食や夕食には必ずといってよいほど、いろいろな品種の生桃をいただくことができています。
 また、雨が上がった今日は、桃の樹の下にしいていたブルーシートをはぐる作業も行ないました。雨水が木の根元に染み込まないよう守っていたブルーシートに、たくさん溜まっている水を樹の根に吸わせないよう、上手に流し、手早くシートをたたむということが大切です。みんなで水のルートを確認しながら、てきぱきと作業を進めていきました。

 サマータイムの早朝は野菜の収穫の時間でもあり、ナスやキャベツ、キュウリ、ピーマン、オクラ、ブルーベリー、バジルなどを入れたコンテナやカゴが次々に集まってくる豊かな朝です。

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 ピーマンが3日前から採れはじめています。
 収穫したピーマンの、ぷっくりと肩の張ったフォルムと、元気な株から採れた、大人ピーマンではあるけれど柔らかそうな色艶が、とても美しいなと思います。

 

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 大きくなってきたピーマンの枝を誘引するために、午後には、ピーマンの支柱にエクセル線を張りめぐらせました。
 雨の日に、あらかじめ長さを測ってカットしておいたエクセル線を、畝の長さに合わせて使いました。竹ではなく、しっかりと張ったエクセル線に誘引をすることで、視認性と作業性の高い畑にします。

 畝はそれぞれ3スパンに区切っており、中間の1スパンは、どの畝も長さが同じで、エクセル線を丁度良くスムーズに張っていくことができました。
 手前と奥のスパンは1畝1畝長さが違っていて、今日はやりにくいところがありました。
 夜、チームで集まって明日はどうするかをみんなで考えていて、長さの違う畝は、長さを測って支柱に書けば、そこには何メートル以上のエクセル線が必要か、というのがすぐ分かり、丁度良い長さのエクセル線が使えるのでスムーズなのではないか、という話になりました。明日、そのやり方で作業できることが楽しみです。

 野菜が元気な状態であり続けられるように、チームのみんなで、手入れを頑張りたいです。

(さくら)

 

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〈マクワウリ(写真上)、スイカ(写真下)の手入れも行ないました。夏の海水浴に、成長が間に合って、採れたての実を持っていけますように!〉

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〈午後のはじめには、見学アセスメントへ来てくださったお客様に演奏とダンスを見ていただきました。たった1回の演奏が、役を演じて自分を表現し、みんなで成長する大切な機会でもあります〉

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 自己流を消して、あるべき型に。

 昨日に引き続き、勝央音頭保存会の方と、勝間田天神祭で踊る道中流しに向けての練習がありました。1週間後の本番まで、保存会の方と行う最後の練習でした。

 勝央町公民館の大ホールで、前半組、後半組に分かれて、『勝央音頭』『サンサン勝央』『ヤットサ節』を1曲ずつ、先生に見ていただきました。
 先生から、モダンダンスのようにきびきびとした動きではなく、柔らかく、しなのある女性らしい動きをすることを教えていただきました。

 

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 真ん中で踊ってくださる先生の姿を見ると、曲ごとの振付の中で、どういう風に動きに情緒をつけていくのか、ということが分かっていきました。
 ダンスは決めポーズの連続、となのはなのお父さんから教えてもらうけれど、日本の踊りは、ポーズからポーズまでのしなやかな動きを見せるということを実感しました。
 和踊りの本質的な美しさを改めて感じられたことが、嬉しかったです。

 また、今まで、勝央音頭を輪の外からしっかりと見る、という機会はあまりありませんでした。自分の踊っていない間、先生やみんなの踊りを外から見ると、どういう形や表情で踊るべきかということや、自分が自己流で踊ってしまっていたところ、動きが硬くなってしまっていたところなど、改善点が見えてきました。

 

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 道中流しは、全員で揃いの浴衣を着て、石畳の道を並んで踊ります。私たちが勝央町の伝統文化そのものになるように、お祭りの中、風情ある景色の一部になります。
 どこまでも自分を消して、受け継がれてきた『型』に揃えて、全員で一つの踊りを踊ることが、道中流しの美しさだと思います。

 今回、先生に教えていただき、輪の外から踊りを見て、今まで気づけていなかった、自己流になってしまっていたことに気づくことができました。今日気づいたことを意識しながら、本番へ向けて、なのはなでの練習も積み重ねていきたいです。

(りんね)