豆の定植ラッシュを迎えました。白大豆から始まり、ササゲ、落花生、そして黒大豆と、今年もたくさんの豆類を育てます。
白大豆やササゲ、黒大豆は畑に苗床を作り、そこに種をまいて定植できる大きさになるまで育てました。豆類担当の畑チームのみんなが、毎日欠かさずに水やりをしに畑を回ってくれていて、すごく綺麗で立派な苗の状態で植え付けをできたことがとても嬉しかったです。
今年の試みとして、最初に畝を立てて、定植時から畝の上で育てることにしています。これは、湿害対策のためで、なのはなの土は粘土質であり、今年も異常気象で雨が多くなるのではないかということで、お父さんが考えてくださりました。始めから畝の上で育てることで、大雨が降っても安心した気持ちになりました。
植え付け作業は、リーダーをしてくれたまえちゃんの明るくて活気のある空気、スピード感があり、自分も作業をしていてとても楽しかったです。植えてから元気に活着して、すくすく育っている豆の苗たちを見ると、私も元気をもらえました。
■勘を働かせて
今回、豆の植え付けのときに自分が学んだことがあります。今年は、六月でもすでに最高気温が三十度を超える日が当たり前になってきて、そのため、この異常なくらいの暑さの中での植え付けは、豆の苗たちにとって過酷な条件になってしまうこともありました。
ササゲの定植をした日は、朝から気温の高い日でした。私は、苗床から掘り起こしたササゲの苗たちをどんどん植え付けていっていて、それを追いかけて同時並行で水やりもしてくれていたのですが、植え付けしてから水やりするまでの少しの時間でも萎れてしまう苗があったり、水やりしても活着しにくかったです。私はこのとき、「前回まではこうだったから……」と同じようにしていてはダメで、そのときの気候や気温、畑や野菜の状態を見て、今は何が一番ベストなのかと、しっかり勘を働かせたり野菜の気持ちになって考えることが大切なんだと、と改めて感じました。リーダーに全て任せてしまうのではなくて、私も一緒に考えて作業ができるようになりたいです。
定植してからの水やりも、主にエンジンポンプで、水をたっぷりやっています。私は水やりの作業も好きな作業の一つで、限られた時間の中で豆の苗たちにたっぷりと水やりできる方法を考えて、それが成功したときがとても嬉しかったです。
六月中旬には、白大豆の第一回目の追肥と土寄せの手入れを行いました。まだサマータイムは始まっていないのですが、その日は七時から朝食までの時間を使い、多人数で一緒に土寄せをし、朝の涼しい時間帯だと作業していても本当に気持ちが良かったです。管理機をかけてくれたフカフカの土でしっかりと白大豆に土寄せができてよかったなと思います。
みんなで豆の追肥・土寄せツアーなどの手入れをできるのが楽しみです。