7月14日のなのはな
日ごとに、ぽってりと大きく膨らんで熟れる果実。
イチジクの夏果の収穫が、始まっています。
なのはなで育てている、『バナーネ』と『桝井ドーフィン』は、夏秋兼用種で、本番は秋果ですが、夏果も収穫することができます。
夏果は、前年枝の先端についた小さな果実の赤ちゃんが、冬を越して夏に実る果実です。今年の冬は寒さが厳しすぎなかったため、剪定で残しておいた枝先が枯れることなく、夏果が無事に冬を乗り越えることができました。
そのこともあって、この夏は、今まででも一番夏果の実りが多いです。梅雨が長引く中、綺麗に実が熟れてくれるか心配していましたが、七夕の頃から、実が傷むことなくいい風に収穫をできるようになりました。
玉ねぎネットを実にかけると、ほぼ確実に鳥や獣から実を守ることができています。毎朝、少し膨らみ始めた実に玉ねぎネットをかけて、熟した実を収穫するのが、今、本当に嬉しいです。
ぽってりと膨らみ、青みが抜けて柔らかい色合いになり、皮の表面に亀裂が見え始めた頃が、『バナーネ』の熟した合図。『バナーネ』は少しこすれただけでも皮がむけてしまうほど、繊細です。綺麗な状態で収穫できるように、繊細に持って、補助をしてくれる子の持つコンテナへ、置いていきます。
大きいものは、1つで200グラムにもなる大玉の実を収穫できたこともありました。夏果は、秋果に比べて収量は少なく、甘さも控えめですが、何と言っても一つひとつにボリュームのある実を収穫できることに、特別感があります。
今日は、ななほちゃんと一緒に収穫をし、合わせて3.7キロと、今期で一番の収穫になりました。平たいコンテナ一杯に夏果が並び、とても嬉しかったです。
また、今日はバジルの初収穫もありました。
ナス畑でコンパニオンプランツとして育てているバジル。ナスの手入れをしているときも、いい香りが漂っています。艶のある丸い葉が、とてもかわいらしいです。
今日の昼食は、そんな初収穫のバジルも登場するスペシャルメニューでした。
バジルとミニトマトのサラダ、採れたてトウモロコシのコーンマヨトースト、そして桃尽くし。なのはな産、桃のコンポートサンドイッチ、開墾17アールの加納岩白桃の生桃に、桃ゼリー。
あゆちゃん、なっちゃんと、ゆりかちゃんたち台所さんが、日曜日のサプライズにと、なのはなで今収穫されている野菜や桃で、スペシャルメニューを作ってくれました。
ミニトマトの赤と黄色、バジルの緑、コーントーストの黄色、桃の白……目にも鮮やかな食卓に、みんなの歓声が溢れました。
食べると本当にどれも美味しくて、こんなに贅沢な具材で、みんなと美味しくいただけることが、幸せなことだなと思いました。
まだ少し梅雨は続くけれど、雨の止み間に、日々新鮮な作物を収穫し、みんなで味わいながら、豊かに生活していけることが、ありがたいなと思います。
みんなで、美味しいものを美味しいねと言いながら味わい、エネルギーを補給しつつ、毎日、できることに精一杯で向かっていきたいです。
(りんね)
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午後の時間は、勝間田天神祭に向けた盆踊りの練習と、諾神社で行われる夏越祭に向けてのフラダンスの練習をしました。
3連休の中日で、お仕事組さんがたくさん居てくれる中で練習できたことが有り難かったです。
盆踊り練習では、今日は本番を想定して、並びを綺麗に揃えながら踊る練習もしました。
列を綺麗に揃えながら、踊るのはとても難しいのですが、石畳の上をみんなが整然と踊り進んでいる姿を想像すると、やる気が湧きます。
全員の揃いの浴衣がまるで一つの模様のようになる風景が、大好きです。
お祭りの中で、指先一本一本まで華やかに、しなやかに踊れるようにみんなで練習を頑張りたいなと思います。
その後は、諾神社で7月27日に開かれる夏越祭の出演に向けて、フラダンス練習をしました。
先日、父の日の会で踊ったフラダンスが、夏のイベントに繋がることが、とても嬉しいです。
私は『メレアカプーヴァイ』と『These Are The Days Of Our Lives』を踊らせてもらいます。
今日は『メレアカプーヴァイ』をチームの全員で練習しました。
ゆりかちゃんが、一部の振り付けを新しく考えて教えてくれました。
歌詞の中にある、「あふれ出す愛しい想い、胸打つ感情の鼓動」という歌詞にぴったりな振りを入れて踊ると、もっともっと、この曲が好きになったなと思います。
その後も、振りの中で気を付けるポイントや、統一したほうがいいところをいくつも教えてもらって、チームで一つひとつ統一していきました。
練習していて、つい、振り入れしてもらうときや、動きを伝えるときに、「揃えること」を後回しにしてしまいがちだったなと気がつきました。
まずは踊れるようにしなきゃ、という気持ちがあると、変な形で覚えてしまって、それを修正することが大変だったりします。
踊ろうと思うときから、「正しい形で踊ろう、みんなと揃えて踊ろう」という気持ちが、無くてはならない気持ちだったのだなと思いました。
今日、チームのみんなで、「こうしたら綺麗に見えるね」とか、「この角度が揃うようにしよう」と話して統一しながら進めていくことで、一つひとつの振りをちゃんと覚えていけたことが、発見だったなと思います。
大好きな曲を、一番良い形で表現できるように、これからも練習していきたいなと思いました。
今年の諾神社のお祭りでは、多人数で踊る曲もあります。
その時にも、みんなのこころがぴたっとそろった美しい表現をできるように、踊り込んでいく時間も、とても楽しみだなと思います。
(まなか)