7月10日
●ナスを見守る
朝、ナスの収穫に行ったやよいちゃんたちが、「ナス250キログラム採れたよ!!」と教えてくれました。
収穫が1日空いたので、絶対にたくさん採れるだろうなあと思っていたのですが、その予想を裏切られるような量でした。今までの倍以上に収穫できて、かちかち畑も中畑も、どんどん収量が増えていくのが嬉しいです。
かちかち畑の追肥はまだ出来ていなくて、こんなにも頑張って実を着け始めているのだから、早く肥料を与えたい! とうずうずしています。
予期していないところで、突然に収量が大幅に増えることがあります。用意したコンテナが足りなくなって、慌てて畑と古吉野を往復したり、運搬でバケツリレーをしたり……。そして「今日は○○キロも採れました!」というニュースで朝食の席が盛り上がります。
この焦り、『ナスパニック』が、すごく嬉しくって、わたしは好きだなあと思います。これからもっと暑くなって、もっとナスも大きくなったら、新しい子たちもみんなとも一緒に「こんなにたくさん採れたね!」と驚いて笑って、喜び合えるのが楽しみです。
ドリームナインのチームでナスの担当になって、ナス畑に居る時間が好きです。かちかち畑のナスは、綺麗で、もうすっかり大人になったように堂々としています。
わたしは、畑でついつい病気探しをしてしまったり、何か悪いとこ探しみたいになってしまいがちです。自分の気持ち次第で畑の様子も違って見えてしまう気がしていて、もっと大きく広く、優しく見るべきなのだと思います。
上手く言えないのですが、ナスを見ていて、半分くらいはわたしたちの手が必要だけれど、半分くらいは自分でどうにか生きていけるよ、と言いたげなくらいにたくましくて、立派に見えます。わたしは、あくまで野菜の持っている力に、植物の生命力に任せて、それを最大限に引き出せるように手助けしたり、見守るだけなのだなあ、と感じました。
ずっと綺麗でぷっくりとしたナスが収穫できるように、チームのみんなとの見守りを頑張ります。