7月9日(火)「マクワウリ畑のタイムカプセル & ゴーヤとカボチャの草取り ――雨ふって、クイズの帰り道」

7月9日のなのはな

 今日、タイムカプセルを埋めました。
 ……え? 木の下ではなく、マクワウリの畑に埋めたのです!

 今回、マクワウリには、少し新しい方法で追肥をすることになりました。それは『タイムカプセル方式』。畝の上にいくつもの穴を掘って、そこに牛肥をたっぷりと入れて、土で蓋をします。

 

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 この方式での追肥を、今の段階ですることが大きなポイントなのです。
 8月頃になると、マクワウリは、もう畝間にも進入してしまうくらい、畝全体にびっしりとつるを這わせていきます。そうなってからの追肥は、少し大変です。マクワウリのつるをかき分け、かき分け、畝の上に牛肥を施すスペースを作らなくてはいけなくなるのです。わたしたちの手で、マクワウリのつるをかき分けたり持ち上げたりして、つるを傷めたり、迷わせてしまって、切ない気持ちにもなります。

 今、まだマクワウリが茂りきっていないうちに、畝の上にたっぷりと牛肥を埋めておくことで、将来マクワウリが伸びていったとき、手間をかけたり傷つけたりすることなく、牛肥の栄養を吸収させることができます。

 

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 マクワウリが伸びていきそうな方向、株と株の間、畝の肩など……。「少しでも隙間があったら万歳!」と、みんなであちこちに開けられる限りの穴を掘っていきました。

 マクワウリの周りは、小さな穴で包囲されていました。そこに牛肥を両手いっぱいに入れていくと、穴は牛肥でぱんぱんです。その茶色の水玉模様を見るたびに、「ああ、これは栄養たっぷりだなあ」と嬉しくなりました。
 最後に穴に土を被せて、何も無かったかのように隠してしまいました。

 

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 パッと見ただけでは、ごく普通のマクワウリ畑。でも、土の中にはいくつもの牛肥が隠されている! それが、将来のマクワウリにとってのプレゼントになる、タイムカプセル……。

 これからマクワウリは、どこに伸びても絶対に肥料を吸収できるはずです。そう思いながら作業をしていると、マクワウリにとっても、わたしたちにとっても希望があって、すごく嬉しかったです。

 

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 茂った葉やつるの下には、黄色い花がいくつも咲いています。マクワウリの、小さな小さな実も発見しました。
 今のわたしたちからのプレゼントを受け取ってね! マクワウリが喜んで育っていってくれますように!

(みつき)

 

***

 

 スモモのネット掛けとゴーヤの草取りを行いました。
 なのはなファミリーでは、桃以外にスモモやイチジク、ブルーベリーなどのフルーツも育てていて、たくさんのフルーツが食べられるんです! スモモは、なのはなファミリーで何回か食べたことはあったけど、木になっているのは見たことがなかったので、すごく楽しみでした。

 

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 実際にスモモ畑に行ってみると、真っ赤に色づいたスモモがたくさん木についていて、コロコロした姿がすごくかわいかったです。スモモのかわいい姿に気分が上がっていたのですが、ブーンと何かが……。そうです、今年、全国各地で大量発生してしまっている、カメムシです。勇ましく対策に臨むみんなの姿がカッコよく見えてきて、虫が苦手な自分も、いつかみんなと同じように、虫を取り除けるようになりたいと思いました。

 ネット掛けは、今日かけた木が小さかったこともあって、すぐに終わりました。無事、奇麗にスモモの木にネットをかけることができたので、これで、害虫や鳥の被害が少なくなったらいいなと思います。

 そのあとは、ゴーヤの草取りに行きました。須原さんと一緒に立てた建築物みたいな素晴らしい支柱に、ゴーヤが少しずつ蔓を伸ばしていて、黄色い可愛い花も見られて、すごくうれしくなりました。

 

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 三角ホーで草取りをしてると、ゴーヤのにおいがぷーんとしてきました。そのにおいをかいだとき、すごくゴーヤの収穫が楽しみになりました。自分はあまりゴーヤを好んで食べてこなかったけど、なのはなファミリーでとれる野菜は全部おいしくて好きになるので、ゴーヤもきっと好きになると思います!

 

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〈ゴーヤ畑の隣、下町川下畑ではピーマンも実り始めています〉

 

 午後は山小屋まで車で行って、カボチャの草取りに行きました。山小屋は、距離が遠くて、なかなか畑に通うことができないので、草が伸びてしまっていました。その中でも、もう収穫できる!? というくらい大きくてずっしりしたカボチャがなっていて、そのカボチャを見た瞬間、感動しました。ものすごくかたい皮に、きれいに緑色が色づいていて、丸く大きく、本当にかわいいんです! 草取りも、カマで取るのがすごく楽しくて、癖になりました。

 

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 途中で天気が崩れてきて、雷も鳴ってきたので車で待機していたのですが、鳴りやむ感じがしなかったので、あきらめて帰ることになりました。残念でしたが、カボチャ君においしくなってね、大きくなってね、と伝えられたので良かったです!

 往復の車内では、みんなでクイズゲームをしていました。その時間がものすごく楽しくて、たくさん笑いました。すごく心が温まる、幸せな時間だったと思います。今育ててるカボチャは、“カボちゃん”と“につけ君”といいます。可愛い可愛いカボちゃん、につけ君、元気に大きく育つんだよー!

(ゆうな)