7月8日のなのはな
ついに歩みだした、ビッグバンド演奏への道のり。
前回の練習で発表されたウィンターコンサートの演奏曲、『スムース・クリミナル』。今日はそれぞれのパートで、譜読みに入りました。
『スムース・クリミナル』は、マイケル・ジャクソンの曲と聞いて、題名だけでは思い浮かばなかったけれど、曲を聴いたとき、耳になじみのある曲だと感じました。
歌ではなく、ビッグバンド演奏用に編曲された音源を聴かせてもらい、フレーズを繰り返すごとに華やかさも厚みも増してゆく構成で、最初から最後まで、鳥肌が立つほど迫ってくるものがありました。とにかく、かっこいいという言葉では表しきれないくらい、心を掴まれました。
メインとなる楽器が、場面により移り変わっていくのかな、と思って、それぞれの楽器に光が当たる曲だとも思いました。
楽譜は、今まで演奏してきた曲の中でも、とにかく音数が多いと感じました。それに、ほとんど休みがなく、一面が音符で覆われています。
私は、クラリネットパートで譜読みをしていて、メロディを繰り返すときにも低音域、中音域、高音域とあり、クラリネットの出せる音域を、惜しみなく使われていることを感じました。
高音は一番高いレが多用されていて、大丈夫かな、と楽譜を見たときは思いました。
今日、初めて実際にクラリネットを吹いてみたとき、なんとか、高いレを出すことができました。この夏から、少しずつ楽器の基礎練習を行なってきたことで、かなり広い音域を吹きやすくなっていることに繋がっていると感じました。吹かせてもらっているクラリネットそのものが、吹き込むほどに音が出やすくなっていくことも感じます。練習を重ねただけ、クラリネットを吹くことが楽しくなっていきます。
これから、ただ音を出すだけでなく、高音でも美しい音を出せるようになっていきたいです。また、テンポが速いため、タンギングも極めていきたいです。
今はそれぞれのパートごとに、練習を進めている段階ですが、全体で合わせられるのが、今からすごく楽しみです。
『スムース・クリミナル』は、華やかできらめくステージが思い浮かぶ、心がときめく曲で、この曲をみんなで演奏できることが、本当に嬉しいなと思います。
合わせるときまでに、みんなの一部として演奏ができるように、練習をしていきたいです。
(りんね)
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