「マクワウリの宝探し」 みつき

7月8日

●マクワウリの宝探し

 サマータイムも、レベル2に入りました。早朝前の作業時間が伸びて、今日からは少しだけ、早起きの朝です。
 わずかな時間の違いだけれど、昨日よりもすうっとしていて涼しいのがはっきり分かりました。動きやすい環境でみんなで作業を進められたのが、気持ちが良かったです。

 マクワウリの手入れを進めました。
 今年のマクワウリは、お父さんに教えていただいた方法で追肥をすることになりました。畝の上にいくつもの穴をミニスコップで掘って、そこに牛肥をたっぷりと入れて蓋をします。
 以前も1つか2つの大きな穴を掘って埋めるという方法をしていたと思います。けれど、マクワウリが茂ってきてからは、マクワウリのつるをかき分けないといけなくなってしまっていました。自分の手でつるをかき分けたり持ち上げることで、せっかく伸びていたつるを迷わせてしまっているような気がして、少し申し訳ない気持ちになったりもしました。

 今、まだマクワウリが畝全体に茂っていないうちに、畝の上にたっぷりと牛肥を埋めておくことは、すごく良い方法だと感じました。
 1株につき10個の穴を掘って、マクワウリの周りには小さな穴がぽこぽこぽこ、とできていました。少し雑草が生えていたのも、穴掘りで根こそぎ取れてしまって、草取りも同時にできていました。そこに牛肥を入れて、茶色の水玉模様ができたそばから、もういちど土を被せて、何も無かったかのように隠してしまいました。

 パッと見た感じでは何もないマクワウリの畝だけれど、土の中にはいくつもの牛肥が隠されている。マクワウリも宝探しをしているみたいに、喜んで伸びていってくれるのではないかと思えました。マクワウリがどこに伸びても絶対に肥料が吸収できる、ご飯にありつけるということを想像すると、すごく嬉しくて、わくわくしてきます。
 マクワウリの小さな小さな実も発見しました。

 今日は崖崩れ畑のマクワウリのみ終わって、半分畑のほうが終わらなかったのが、残念で、悔しかったです。
 明日は雨なので、「それまでに絶対に終わらせよう!」とドリームナインのチームのみんなで話しています。
 チームでやりたい作業が、どれもスムーズで完璧にやり切ることができるわけではないし、消化しきれるわけではないし、どうしよう、あれもしたい、これもしたい……と焦ることもあります。
 けれど、やよいちゃんや、チームのみんなの空気に助けてもらっています。ドリームナインという名前にふさわしく、いつも前向きに笑顔で「明日頑張ろう!」と言い合って、夢を持って終われるチームの集まりが、本当にわたしにとって癒される時間です。

 やよいちゃんの力になれるように、チームのみんなにとって役に立てるように、そして美味しい野菜が収穫できるように、自分のできることを頑張ります。