7月6日(土)「夏の夕べ、揃って踊るため ――盆踊り練習のはじまり & 大豆の土寄せ」

7月6日のなのはな

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 サマータイム2日目の朝は、全員での収穫から始まりました。桃チームは加納岩白桃の収穫を。そして野菜のチームはナスや夏キャベツ、キュウリ、そして果樹ではスモモなどの収穫へ。特にナスは本格的な収穫期へ入りはじめ、艶のあるナスが大量に穫れました。

 

 

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〈池上スモモ畑では鈴なりのスモモを収穫していきます。色と柔らかさで微妙な熟れ具合を判断して穫っていきます〉

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 早朝作業やシエスタのあと、午前の時間に、踊りの練習がありました。私は、父の日の会のフラダンス以外で踊ったことがない初心者だったので、何をするのか、すごく緊張してドキドキしていました。
 踊りの内容は、夏祭りで踊る盆踊り!! 盆踊りの経験は、小学校の頃に運動会で恥ずかしくなりながら踊った記憶があるくらいでした。

 練習が始まると、ゆりかちゃんとなるちゃんが教えてくれて、2人の踊る姿がすごくきれいでした。

 

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〈7月に開かれる勝間田天神祭や、夏のお祭りに向けて『勝央音頭』『サンサン勝央』『勝央ヤットサ節』を練習しました!〉

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 盆踊りはてきぱきとキレよく踊るというよりも、滑らかに優しく踊るような感じで、『トード・ソング』という賑やかで激しいフラダンスしか経験したことのない私には、滑らかな踊りが逆に難しかったです。特に手と足を交互に動かすことや、足の細かい動きのリズム感が難しくて、みんなに合わせるのに必死になっていました。でも、みんなと曲に合わせて踊る時間が、今までに経験したことのない時間で、すごくうれしかったです。

 

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 後半は、お父さんも来てくださって、アドバイスをいただいて目線のことや滑らかさを大切にすることも意識して踊ることができました。というのも、私は間違えないでみんなに合わせて踊るのに必死で、目線はずっと、前で踊っているまなかちゃんから離せませんでした。今回は1回目の盆踊り練習で、もう何回か練習はあると思うので、完璧に踊れるように頑張りたいです。

 

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 私は、今まで、盆踊り、というと照れる気持ちが勝ってしまうイメージがあって、お祭りでも恥ずかしくて絶対踊れなかったけれど、今日みんなと踊ってイメージがガラッと変わりました。振り付けは繰り返しだけど、手や足の1つひとつの振りが細かく、月を描くなどの日本らしい振付けが、とてもかわいらしいなと思いました。みんなと踊る時間も楽しくて、みんなと堂々と踊ってみたいなと思いました。今度、お祭りで、みんなで浴衣を着て踊れるときが、とても楽しみです!

(ゆうな)

 

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〈昼食のデザートは、まるごとスイートコーンでした〉

 

 サマータイム2日目のハイライト、大豆の土寄せをしました。早朝作業で、土寄せに向けて草取りをしていたので、ずっと夕方の土寄せを楽しみにしていました。今日はよく晴れていて、最高気温34度の暑い日でしたが、夕方になると少し暑さも落ち着いて、その中で、土寄せをしました。土曜日でお仕事組さんもいて、最強メンバーでの土寄せでした。 

 コミュニティ畑、梅見畑、滝川横畑の3枚を進めました。畝について、鍬をひと入れすると、ふわっと音がしそうなくらいに、軽い力で多くの土が鍬に乗りました。それを、絶妙な力加減でかまぼこの形を作りながら、白大豆の株元に土を寄せます。サクッふわっサクッふわっと、気持ち良い手応えを感じながら土寄せをしていると、こころもふわふわに耕されていくような充実感を感じました。ふっくらとした畝の真ん中に、ふかふかの土でしっかりと株元を守られた白大豆は、誇らしげでした。

 

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 梅見畑は11アールあり、1畝目に入ったときは、最後の畝を遠くに感じたのですが、夢中になって進めているうちに、残り半分になり、あっという間にあと3畝になり、最後の畝になり、ゴールです。振り返れば、かまぼこ型の畝が並んでいて、その景色は圧巻でした。

 この調子で、滝川横畑にレッツゴー! 滝川横の黒大豆の畑は、15アールの、広い畑です。作業時間、残り約45分。でも、パワフルな私たちなら大丈夫! 1畝に5人ずつ入って、進めました。終わらせたい!! でも、畑が広い……。
 そう思っていたとき、リーダーのさくらちゃんが、「いったん集合します!」と、声をかけました。

「今から2チームにします。マクワウリ派か、トウモロコシ派かで、わかれましょう!」
 マクワウリもトウモロコシも、夏には欠かせません。究極の選択を迫られ、私は、トウモロコシを選びました。どちらも強そうなチームです。

 

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 2チームそれぞれ、両端の畝に分かれて、行き会ったら、終わりです。気合いを入れ直して、再開です。
 2チームにわかれると、人との距離が近くなり、それだけで、気持ちも続きやすくなりました。なによりも、スピード感がそろって、はやい人に合わせるので、グッとスピードがあがりました。仲間を近くに感じると、不思議な力が湧いてきて、疲れを感じませんでした。ふと顔を上げれば、あと4畝。1チームが2畝やったら終わり。

「次に入ります!」「ハイ!」
 両チームとの距離が縮まるごとに、かけ声にも気合いが増します。そして、ついに、最後の畝に入ります! そこからは、一瞬でした。マクワウリチームもトウモロコシチームも一緒になって、ひとつの畝に入り、「ヘルプ入ります!」の声が飛び交い、鍬が動かしにくいくらいに、みんなとの距離が縮まって、ついに、終わりました!

 頭から水をバシャッと被ったみたいに、汗だくになったけれど、汗で心が洗われて、とても清々しい気持ちでした。みんなを近くに感じた夕方でした。こんなに楽しい空気を吸った大豆たちだから、きっと良く育つことでしょう。

(えつこ)