7月5日のなのはな
いつもより少しだけ早起きして、窓の外を見ると、朝からぴかぴかの夏日和り。
今日からサマータイムが始まりました!
夏の暑い時期になると、早朝と夕方に畑作業をするサマータイムが始まります。
日中の一番暑い時間には、全体でのミーティング、ハウスミーティング、OMT、畑の会議や楽器練習などをしながら室内で過ごします。
集合時間に全員が玄関下に集まり、作業に分かれる朝が、とても気持ちいいです。
今朝は多人数のみんなで、白大豆に草木灰の追肥をしました。
私たちのチームは滝川横と滝川奥、うなぎ取り畑3枚を回ります。
朝から広い畑を前に、「よし! やるぞ!」と気合いが入りました。
草木灰をテミで薄くまいていきます。
テミを細かく降ると上手く撒けるのですが、重たい草木灰を小刻みに振るのは、まるで筋トレです!
足は素早く! でも手は細かく振って、草木灰がドサッと落ちないように……と動いていると、朝なのですが汗だく!
みんながそんなふうに一生懸命作業しているのが気持ちよくて、朝からとても清々しい作業になりました。
朝食後にはシエスタがありました。
早起きしたぶん、日中に少し眠り、心と身体を休めます。
みんなでごろんと雑魚寝しながら、うとうとと眠る時間は、夏休みのようで本当に幸せ。
安心した空気に包まれて、小さな頃に戻ったような気分になりました。
お昼前にはお父さんと畑のリーダーが集まり、畑会議を行います。
それを元に、午後のチーム作業の内容を決めたり、今後やりたい作業をみんなで共有しました。
お父さんにアドバイスをもらった事を、すぐに午後のチームの集まりで伝えられることが有り難くて、いいなあと思いました。
サマータイムは、みんなとたくさん話すことが出来るようになっていて、それがすごく嬉しいです。
一人ひとりがみんなの中で生活しながら、たくさん色んな気持ちを去有して、自分の気持ちを広げていけるのだなと思いました。
畑のチーム同士でも情報交換だけでなく、助け合って、やり甲斐のある夏にしたいねとみんなで話しています。
身体いっぱいで思いっきり動いて、初めて感じられる気持ちがあります。
夏は、そんな気持ちよさや感動を味わえるチャンスだらけな気がします。
これからのサマータイムで、みんなでそんな気持ちをたくさん感じられるように、私も思いっきり夏を楽しんでいこうと思います!
(まなか)
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日本の夏の風物詩、「浴衣」。今日は河上さんが浴衣の着付け教室を開いてくださって、浴衣の着方を教えていただきました。河上さんに時間をいただいて何かを教えていただくのは、私は初めてだったので、教室の時間をもらえたことが本当に嬉しかったです。
リボンの形が既に作られているような浴衣ではなく、帯まで自分で結ぶ着方は初めてで、凄く緊張した気持ちの中、教室が始まりました。
初めに河上さんが、浴衣を着るうえでの、日本の和の心について教えていただきました。なかなか洗うことができない浴衣を長持ちさせたり、色が落ちないようにしたりするために、浴衣を着る前はタオルで身体を拭くなど綺麗にしてから着るのが礼儀ということや、「浴衣に着られる人」「浴衣を着こなせる人」「浴衣を着られない人」に分けられることなど、浴衣についてたくさんのことを教えていただけて嬉しかったです。
早速、浴衣を着てみると、数多くのポイントがありました。浴衣の羽織り方、身体のどこのラインに合わせるか、しわ1つないように伸ばすタイミングなど、あまりにたくさんのポイントがあるため、流れについていくので必死でした。すべて大事な過程で、1つでも雑にしてしまうと後に響いて綺麗にならないため、どの過程でも全神経を張り巡らせて行いました。少し手が緩んでしまっただけでも、浴衣が崩れてしまうなど本当に大変でしたが、丁寧に着ていく時間が貴重で楽しかったです。
お仕事組さんもペアで見てくれて、細かい調節をしてもらいながら着付けを進めることができたことが、とてもありがたかったです。全体を崩さないためには背中など見えない部分もとても大事で、どこか1か所でも欠けていたら不完全なものになると感じました。
自分には大きい浴衣の丈の合わせ方も、今日、初めて知って驚きました。河上さんが手を加えてくださると端のほうまで綺麗になって、河上さんの丁寧さに感動しました。
帯も硬い素材のもので、着物の帯のようで、私に結ぶことができるだろうかと最初は不安でしたが、結んでいくうちに蝶結びの形が見えてきた時は、(リボンだ! リボンが分かる!)と、凄く嬉しかったです。
できた蝶々をくるりと背中へ回して、着付けの完了です! 浴衣を着ると気持ちがピシっと引き締まって背筋も心も正されると思い、着ることができて嬉しかったです。
2時間にも渡り、河上さんが細かく丁寧に、ポイントを押さえて教えてくださって、本当にありがたかったです。日本人として、浴衣の着付けが自分でできるようになることは、人生の中で物凄い財産だと感じます。今日教えていただいたことを復習し、また次回までに覚えておいて、完璧に1人で着られるようになるよう、がんばりたいです。
(あや)