「まあるいリーダーシップ」 なつみ

6月17日

 今日はハウスミーティングで、「あゆちゃんのような、まあるいリーダーシップを取るには」という話しが出て、お父さんのそれに対しての答えにすごく共感して、面白いなと思ったし、それでいいんだなと思ったので、まず、そのことを書こうと思います。

 お父さんは、いいとこ見つけと、悪いとこ見つけがあって、その中間にレギュラーがあるとすると、あゆちゃんは、いつも、いいとこ見つけに寄っているなと思う、と話されていました。
 それで、質問者の方は、正直でありたいと思ってレギュラーでいるんじゃないか。
 この人のこういうところはいい所、こういうところは悪いところ、そうやって正直でいる、そうなると、あゆちゃんは嘘つきで、例えば、その人の良いところが3しかないとしても、8あるように見せる、良いところを思うだけじゃなくて言っちゃう、あゆちゃんはそうやって、チームの中でリーダーシップを取っていると思う。

 お父さんはそう話されていて、ほんっとうにその通りだと思いました。
 紅白で一緒のチームだったときも、冬に黒大豆の脱粒の作業をしたときも、あゆちゃんの言葉で自分はすごく嬉しい気持ちになったし、自分に対しても、人に対しても肯定的になれたと思います。

 だから、心の中では、ちゃんとその人を評価する、レギュラーであっても良いけれど、みんなの前では、仲間の良いところをたくさん見つけて、口に出していく、お父さんが最後に話してくださったように、人も自分もいいところだけを見ていく、そういうスタンスに変えていったら、自分もうんと生きやすくなるし、みんなと関係が取りやすくなるのではないか、そういう希望を感じて、視界が少し明るくなったように思いました。

 自分の質問では、「未来に対するワクワク感は、人が生きていくうえでどうして必要なのか」という質問をさせて頂きました。
 昨日が父の日で、お父さんの事を思ったとき、お父さんが生き生きしていると、自分があまり元気でなくても元気なってくるし、特に、お父さんの畑の発見を聞いていると、わたしもすごくワクワクしてきます。
 そういう未来に対する楽しみとか、ワクワクっていうのは、すごく人が生きる上で大事なんだなと思ったのですが、仕事の義務とか、ノルマだけで生きていけないのはどうしてだろうと思いました。

 お父さんは、ある人の、好きも嫌いもなくなって、何をする気にもなれなくなったときは、どうすればいいかという質問の話をしてくださいました。
 その人も含め自分も、お父さんが話してくださったように、誰かと比較して、好き嫌いを決めてしまっていたと思います。人より美味しいものを食べているとか、人よりたくさん食べているとか、そういう人と比べて優位であることが、イコール好きなことになってしまいがちで、利己的な思考回路になっていると思いました。
 それで、その比較対象がなくなってしまった途端に、好き嫌いがなくなる。

 その反対に、「この人を喜ばせたい、みんなを喜ばせたい」という利他的な気持ちになった途端に、やる気が出てくる。
 人が生きる上で必要な未来に対するワクワク感というのは、根底に、仲間やまだ見ぬだれかへプラスの影響を与えたい、善かれの人に喜んでもらいたい、そういった利他心があってこその感情だと思いました。そういう気持ちを持つことで、自分のアップダウンしてしまう気持ちも、定まってくるのではないかと思い、どこまでも、やっぱり利他心なのだと思いました。

 久しぶりのハウスミーティングで、自分自身のこと、みんなのこと、野菜の話をお父さんと出来て、すごく嬉しかったです。

 あしたはオクラが日に当たるように、置き場を考えてあげたいと思います。