6月17日
昨日の父の日の会の時間が、とても嬉しかったです。こんなふうに心ありのままにいられる仲間と、お父さんへのありがとうの気持ちを伝えられること。気持ちを抑えることなく、たくさん笑って、その時間を共有できること。こんな時間こそ、お父さんと出会って、お父さんがくださったものだと思いました。
お父さんに出会うまで、この世界には誰も私を理解してくれる人はいないと思っていました。それは、生きていくにはあまりにも足元がおぼつかなくて、怖いことでした。誰も私の気持ちを理解してくれない。私の気持ちは、無視されるか、その人が理解できるかたちに歪められて決めつけられるか、否定されるかでした。私の気持ちは無いものにされて、それは、私自身を無いものにされることでした。
お父さんと出会って、お父さんは、私のこれまでの苦しさはどんなものなのか教えてくださいました。私の感じてきたこと、自分でも手の届かないところまで理解してくださいました。そして、自分には見えないこの先を、あるべきところを、見てくださっているのを感じます。
『メレアカ・プーヴァイ』の歌詞を読んで、お父さんのことだと思いました。
天からさす 日差しのように
人生の途を照らす
取り巻く目的や責任
美しさを輝かせる
この曲を踊る時、正面の目線はすべてお父さんにしよう、とまなかちゃんが言ってくれました。
この曲の振りは正面の目線が少なくて、けれどお父さんを見つめて踊るとき、ステージの上に立っているのに、まるで自分とお父さんだけがそこにいるような感覚になる瞬間がありました。自分の気持ちのすべてがお父さんに向いていて、それをお父さんが受け止めてくださっているような感覚でした。公のところに立っているのに、とても個人的で、不思議な感覚でした。
そんな感覚が正しいのか正しくないのか、いいことなのか悪いことなのか、わからないけれど、でも初めて得る感覚で、その感覚を知ることができたことがとても嬉しく感じました。気持ちを伝える。どこまでもそのための踊りになっていたのかなと思います。たった一人のために、気持ちを伝えたい、踊り。
お父さんやお母さんが見てくださっているところに少しでも早く近づけるように。
自分を最大限につかう生き方ができるように。役割を果たす生き方をしていくために。
諦めないで、ひたすら前を向いて、頑張りたいです。
お父さん、いつもほんとうにありがとうございます。