「みんなでつくった」 なる

6月17日

 夕食のとき、みんなから、作業の途中で雨が落ちてきたけど、みんなが終わらせたいという気持ちで、やりたいところまでできたり、ほかの作業に合流するチームもあって、場所や作業は違っても、みんなが同じ気持ちで向かっていたことを聞かせてもらえて、とても嬉しかったです。

 私は、まだ昨日の父の日の会の余韻が残っていたので、みんながもう次の目標に向かっていて、私もみんなに遅れないように進んでいこうと、みんなから力をもらった気持ちでした。

 そうはいっても、父の日の会に向けて『These Are The Days Of Our Lives』のチームのみんなと練習できた時間がとても嬉しくて、今もチームの人とすれ違うと嬉しくなってしまいます。嬉しかったことを書きたいと思います。
『These Are~』は今回8人で踊りました。みんな、クイーンのこの曲が好きな気持ちで集まったチームでした。

 まりのちゃんは振りをほとんど全部覚えていました。「楽しいことや大変なこともあったけど、すべて受け入れて希望を持って生きていこう」、そういう曲だとお父さんが話してくれた、と曲の気持ちも覚えていて話してくれました。まりのちゃんは曲が始まると、口角も目力もキリっとして、まりのちゃんの表情や空気に深みがあってきれいでした。

 どれみちゃんは、「私が来たときアセスメントで踊っていて、ずっと憧れていたんだ」、最初に集まった時、そう話してくれて、どれみちゃんが嬉しそうに踊る表情を見ると好きな気持ちがあふれているようで、どれみちゃんを見ていると嬉しくなりました。

 よしえちゃんは仕事の行き帰りの車のなかで曲を流してくれて、練習のことやフォーメーションのことを一緒に話ができて嬉しかったです。

 さくらちゃんは、「希望の光を伝える光の守り人になろう」とチームのみんなで話して決まったあと、この気持ちで踊れることがすごく嬉しいと話してくれました。頭につけた星の飾りも、さくらちゃんが折り方を解読してくれて、つくることができました。

 ほしちゃんは練習が終わって解散したあと、この振りをもう一度教えてもらえませんか、と声をかけてくれることが何度もあって、一緒に練習しているうちに「あ、初めてできた」と一緒に喜べたことが嬉しかったです。

 ほのかちゃんは衣装を考えるとき、色つきの絵を描いて持ってきてくれたり、フォーメーションを考えるのに煮詰まってしまうとアイディアを出してくれて、そこから動き出せることがあって、ほのかちゃんにとっては初めての『These Are』を一緒につくれて嬉しかったです。

 りんねちゃんはさすがダンサーで、目線や身体の向きなど細かいところを質問してくれて、それを伝えながらみんなで振りを揃えていくことができたなと思います。

 あゆちゃんが、なのはなのみんなとしてではなく、チームでバックグラウンドを考えて踊ろうと考えてくれて、それを考えるのは難しくて頭を悩ませ時間もかかったけれど、お父さんからもらった希望の光を伝えていく、というバックグラウンドをみんなで考えられて、その気持ちで踊れたことが嬉しかったです。練習を重ねていくと、希望を伝えていくという気持ちが、自分のなかで確かなものになっていったし、みんなもこの気持ちで踊る『These Are』を大切に思っていることを感じました。

 つくっていく時間は、自分の殻を破っていくような時間で、なにもない自分をさらしていくような怖さもあったけれど、衣装や新しい振りも、本当にみんなのアイディアと力でつくることができて、みんなでつくった『These Are』になって、みんなで大切に踊れたことが嬉しかったです。

 本番は、ステージ奥の中央にかけられたパレオの絵からあふれ出すフラダンス会場に、ほかのダンサーの華やかな衣装、そしてお父さんお母さんもアロハシャツとパレオに身を包んで見てくれていたので、本当にフラダンスの世界に入りこんで踊ることができました。
 曲の最後で、お父さんに気持ちを向けて近づいていく振りになったとき、お父さんが嬉しそうに笑ってくれて、その瞬間が本当に嬉しかったです。
 今回表現した志や新しい気持ちに、これからさらに積み上げていきたいです。