6月16日
●確かに一緒に生きている
ザーーと雨が降ってきたのが、しばらくしてから「虹が出ているよ!」と聞きました。
降る雨はまるでハワイのスコールのよう。そして最後には虹を連れてきてくれて、この空も、お父さんをお祝いしているようでした。
『ケニーモナーク・フェスティバル2024』 が開催されました。
何が起きても幸運だと思える、うれしいことが何倍にも膨らむ1日でした。
なのはなに来たばかりのころ、お父さんお母さんが、そのときのわたしにも見えていなかったわたしの人生を、未来を見て、信じてくださいました。「お前は絶対に変われるよ、自分が自分じゃないみたいに、180度変わることができる」と話してくださいました。
本当にその通りです。
お父さんを想ってフラダンスを踊るのはとても嬉しくて楽しくて、ゾクゾクするような興奮や熱、生きているような力を感じました。
踊っている1人ひとりの子の笑顔が可愛くて綺麗で、見ていて涙が出てきました。そしてそれを確かに受け取って、笑顔で応えてくださるお父さんを見ていても、また涙が出てきました。
昼食も、みんなで作ったスペシャルメニューのピザが並んでいて、食堂中に響くみんなの歓声が嬉しかったです。
「わたしはこんなに幸せで良いのかな」と思えるくらい幸せで、「生きていて良かった」と思える人生が今ここにあること、それは本当に自分が自分じゃないみたいで、180度変わった人生なんだなあと思います。
本当はモノとかお金じゃない。ただ誰かが隣に居てくれること。共感してもらえること。笑って喜んでもらえること。明日を楽しみに眠りについて、今日を楽しみにして起きられること。
今まで欲しかった幸せは全部なのはなで教えてもらった、与えてもらっていると思います。
「みんな、今日は本当にありがとう。けれど僕はまだまだ未熟者です」
お父さんのその言葉が心に残りました。ああ、お父さんだなあ、と感じました。お父さんはずっと成長し続ける、生きている限り続く道を真っ直ぐ進み続けているから、いつまでも止まることがない、満足しきることがないのだろう、と感じました。
だからお父さんは「みんなと同じなんだ」と話してくださいます。「いや、お父さんはお父さんでしょ」と思ってしまいがちだけれど、お父さんはわたしたちの仲間なのだなあ、とハッとしました。お父さんにはお父さんの試練があり、苦しさがあり壁があり、けれどお父さんも一緒に今を生きていく仲間で、戦っているのだなあと感じました。
お父さんがわたしの気持ちをお見通しで、理解してくださっているのも、共感してくださっているのも、お父さんがずっと今を生き続けるプレイヤーだからです。
なのはなに来るまで、わたしは自分のことでいっぱいになってしまっていた、周りの人も同じで、自分のことしか見ていなかった。だからお互いに人の気持ちも分からなかった、誰かと繋がる気持ちも居場所も見つけられませんでした。
「絶対に幸せになれるはずだよ」「生きたほうがいい」
出会った何人もの大人に言われてきて、そのたびに絶望していました。今まで1ミリも見つけられなかった幸せをどうやって見つければ良いんだ、どうやって生きたら良いんだ、無責任で他人事な言葉に、憤りと寂しさを感じていました。
お父さんお母さんがくださる言葉と何が違うのか。
それは、お父さんが確かに一緒に生きているからです。お父さんお母さん、なのはなファミリーで暮らしている仲間たち、卒業していったなのはなの先輩たち、本当に一緒のところで生きているひとたちに出会えて、わたしは希望を持って、信じることができます。
あるはずのない選択肢「生きるのをやめる」「諦める」という選択肢はもう無くなって、「前向きに、優しく、誰かのために誰かと生きていく」という選択肢しか無い、わたしの人生です。そして、ずっとなのはなファミリーと繋がっていられる人生を生きていけることが、本当に、わたしの宝物です。
お父さんが見てくださっているわたしの未来、そしてあるべき未来を実現するために、もっともっと成長し続けたいです。
みんなの大好きななのはなのお父さん。お父さん、本当にありがとうございます。