6月12日(水)「田植え最終日。田植え機の補助チームとして動いて」

6月12日のなのはな

 これまで全23枚に渡る田んぼの田植えを、お父さんと永禮さんたちが着々と進めて下さっていて、今日で田植えの最終日を迎えました。
 私は今日、お父さんチームの田植えの補助を、あゆちゃんに教えてもらって、ゆうなちゃんとさせてもらいました。私は今年初めて、お父さんが田植えをされている姿を見て、それに初めて機械植えの補助をしました。初めてがいっぱいで、ゆうなちゃんと、ドキドキとワクワクいっぱいで田植えに向かいました。

 光田んぼへ着くと既に、青々とした綺麗な稲が運ばれていて、真っ青な空が田んぼの水面に反射して映っていて、その光景にもうっとり。そこへ、田植機を載せたお父さんとあゆちゃんが到着です。
 サングラス姿のお父さんに、田植機、この広い田んぼの田植えがこれから行われると思うと、きゅっと身が引き締まる思いがしました。
 よしっ! 頑張るぞ!

 

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 今回の私たちの役目は、お父さんと田植機がスムーズに植え続けることができるようにサポートすること。苗が切れてしまわないように、田んぼの一辺の長さにもよるのですが、お父さんが1~2往復するたびに、私たちは苗をスタンバイし、補充をして行きます。
 初めにあゆちゃんから、補助のやり方とポイントを教えてもらったのですが、そのお父さんとあゆちゃんの姿が、言葉をたくさん交わさなくても意思疎通ができて、補充がものすごくスムーズで、本当に格好良くて、これからこれを私たちがやると思うとさらにドキドキして来ました。

 けれど、あゆちゃんから教えてもらったポイント、姿をしっかりと胸に、ゆうなちゃんと頭と身体をフルに働かせて………「視野を広く持って」
 お父さんが行って、帰って来て、補充のタイミングになったとき、どの場所でスタンバイしているのがいいか。何枚の苗が必要か。田植機の進みを見て、先に先に頭を働かせて、一番ベストなサポートができるように、声も掛け合いながらしていきました。

 

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 補充と補充の間の時間では、空いたトレーを水路で洗って。お父さんの田植機の音が近づいて来たとなったら、すぐに洗うのをやめて、補充スタンバイ。

 しかし、お父さんのスピードがとっても速くて、どんどん、どんどん、水面に稲が植わっていきました。それに、植えられたところがまっすぐで美しくて、またもやうっとりとしてしまいます。
 時に、お父さんが笑顔で手を振ってくれて、その姿が格好良くて、心の充電がされるのを感じました。

 補充して、洗って、補充して、洗って。お父さんの田植えと同時並行で、トレー洗いも進めることができて、あゆちゃんが畦の草を集め綺麗にしてくれていて、田植え以外の所でもどんどん綺麗に作業が進んでいくのが、とても気持ちがよかったです。

 何回も繰り返していくうちに、ゆうなちゃんと段々とポイントがつかめるようになっていって、補充の時の手際もあたふたせず、落ち着いて、だけど手際よくできるようになっていき、お父さんが再び笑顔で田植機を走らせていき、緊張は最後まであったけれど、緊張以上に楽しさが出てきました。

 

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 まっすぐのラインが植わったら、最後は外周を2周して………。
 そして、2時間ほど経ったとき、あっという間に、光田んぼ上、そして光田んぼ下の2枚の田んぼの田植えが完了しました!
 ここまで何時間と田植機をまっすぐに走らせ、植え続けてきた、お父さんがキラキラと輝いて見えて、今日、そんなお父さんの補助を、ゆうなちゃんと、あゆちゃんに教えてもらいながらできたことが、とてもありがたくて、嬉しかったです。 

 

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〈永禮さんは5月から諏訪神社方面の田んぼの代掻き、田植えのために重ねて作業へ駆けつけてくださり、この日、諏訪田んぼの田植えも完了しました!〉

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 今回は、まだ苗の補充ができるようになったという段階で、まだまだ、苗の残り枚数を見て、足りそうかどうか。田んぼから上がるときの補助や、トラックに載せる時の補助、と、たくさんできるようになりたいことはあります。次の段階は、また次回のお楽しみです。

 田んぼに稲に、田植機に。水中にはオタマジャクシや豊年エビ、空にはトンボと、たくさんの生き物と自然に囲まれたなか、心も癒され、とっても幸せな時間でした。
 これからこの稲たちが、ぐんぐんと大きくなり、穂が垂れ、お米になると思うと、凄く待ち遠しい気持ちでいっぱいです。

 お父さん、永禮さん、本当にありがとうございました!

(ももか)

 

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 田植えと並行して、すでに田植えの済んでいる田んぼでの除草剤まきを進めました。私は初めてで緊張する気持ちと、話に聞いていた「みのるくん」を使うことへの楽しみな気持ちがありました。

 

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 なのはなには「みのるくん」と呼んでいる散粒機が3台あります。
 みのるくんと、ご対面。思っていたより小柄でかわいらしい姿だなと思いました。
 はじめまして、みのるくん。今日は1日よろしく。

 田んぼについてから、私はどれみちゃんと一緒に除草剤と焼土を混ぜ合わせて、散粒機に投入しました。焼土の粒が粉々にならないように優しく、でもしっかり混ぜました。

 その間、まえちゃんが田んぼを等分するために篠竹で印をつけてくれました。田んぼを4等分又は6等分にして、1人1区画ずつまいていきます。

 

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 みのるくんと一緒に、田んぼの中へ。背負うタイプかと思っていましたが、首にかけるタイプで自分のお腹の前にみのるくんがいました。くるくるとレバーを回すと除草剤が出てきて、周囲へ飛ばしてくれます。田んぼの中を移動しながら隅々まで行き渡るようにまいていきます。
 今日も気温は高かったけれど、田んぼに足をつけていると気持ちがよかったです。

 最初は、みのるくんとまだ仲良くなれていなくて、1区画をまくのに時間がかかってしまいました。私が1杯目を終わったとき、まえちゃんとどれみちゃんは2杯目が終わりそうで差ができてしまったのですが、除草剤が出る量を少なく調節しており、歩くスピードが遅かったという原因がわかりました。

 次からはつまみを少し開いて、まえちゃんたちのように歩くスピードを速めにすると、初めにやったときよりの半分ほどの時間でまくことができました。

 みのるくんと一緒にいる時間が長くなっていくほど、みのるくんを使いこなせていくように感じて、除草剤まきが楽しかったです。

 

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〈田んぼによっては、投げ込み式の除草剤も用いて、作業を進めていきました〉

 

 田んぼツアーをできたことも嬉しかったし、今日はお弁当持ちで作業をしていて、お昼休憩のときに田んぼと青空と水路を流れる水とで、景色や空気が気持ちよかったです。

 年に1度しか登場しない、レアなみのるくん。みのるくんと一緒に作業できて嬉しかったし、とても便利な道具だなと思いました。
「みのるくん」、1日お疲れ様でした。

(しなこ)

 

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 野菜の水やりや草取り、桃の収穫へ向けた資材の準備なども進めた1日でした。
 夜には、勝央文化ホールで、竹内さんに教えていただき、勝央金時太鼓の練習を行ないました。

 

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