「分け合って、力を合わせて」 ふみ

5月21日(火)

 

 

 ひろちゃんのお誕生日でした。
 ひろちゃんとは、3月のミーティングで同じチームになり、一緒にミーティングができたことが嬉しかったです。

 ミーティング期間中、夜の時間も5分~10分話す時間をとっていて、ひろちゃんは毎日必ず声をかけてくれて、話そうと言ってくれました。

 一緒によくなろう、一緒に成長しよう、というひろちゃんの気持ちに救われて、ひろちゃんと話す時間のなかで、仲間でいられること、家族でいられることがこんなにも心強くて、私も自分の向き合うべき課題と真正面から向き合おうと思えたのも、ひろちゃんと話す時間のなかで前向きな気持ちになれたからです。

 日常のなかでも、ひろちゃんとお仕事組さんの朝食当番準備をするときも、いつも引っ張ってくれて、ひろちゃんがいてくれるだけで大丈夫と思える部分が大きいです。

 アコスティックギターの練習や、フルマラソンのときも、お仕事に行く前に昇降運動を毎日していたり、ひろちゃんが毎日積み重ねて努力をしている姿に、私も目の前のことに誠実に、変われると信じて向かっていきたいとひろちゃんの姿を見ていて思いました。

 ひろちゃんがいてくれると、その場の空気が明るくなって、どんなときも前向きな姿勢を崩さないひろちゃんのことが大好きです。

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 桃のネットがけをするために、桃のネットの修繕をしました。

 穴が開いてしまっているところは、さらしの布を当てて、洗濯ばさみで止めて、その部分をさくらちゃんやほのかちゃんがミシンで縫ってくれました。

 虫の被害がこれ以上大きな影響にならないように、できる限り最善を尽くしたいと思いました。

 私は、日中マックに行っていて日中の作業には入れていないけれど、日中はあんなちゃんたちが摘果を進めてくれていたり、ネットがけをしてくれているので、私も、仕事から帰ってきてから、夜にできることを頑張ろうと思い、ネットも、少しでも早く仕上がるなら…と思いました。

 修繕するところも結構あるけれど、最善を尽くしたら、きっと桃にとっていい結果になるはず。大きなところで守られるものがあると信じる気持ちで、ネットに開いた穴を一つひとつ見つけて、さらしの布をあてて洗濯ばさみでとめていき、最初は4人でしていたけれど、どんどんみんなが来てくれて、ふと顔を上げると、10人弱になっていました。

 みんなで分担すること、仕事も一人ですべてやるのではなくて、やるべきことを分担してみんなで助け合っていくこと、助けてもらえることが大切なのだと感じました。

 血縁関係のない人に助けてもらえること、助けることが自立していく上で大切なことで必須なことだと、お父さん、お母さんがいつも教えてくださいます。

 昨日の夜の集合で、言葉は少し違うかもしれませんが、仕事も分担して一人に負担がかからないようにして、みんなで分け合っていくことを、お父さんが話してくださいました。

 みんなと分け合って、力を合わせて、目標に向かっていくこと。

 自分も、みんなも、それぞれの役割に向かって力を尽くし、その力が合わさったら、きっと桃にとってもいい答えに繋がると信じて、これからも、自分にできる最善を尽くして、助ける、守る気持ちでいたいです。

 ネットで穴の確認ができなかった部分は、ネットがけをするときに二重がけにするので、穴を見つけるのは、その夜はここまでにして、あとは、私はさくらちゃんのミシンで縫うときのサポートに回りました。

 さくらちゃんがミシンをネットをまっすぐにかけている後ろ姿をみて、さくらちゃんの桃のためにという強い気持ちを感じていました。

 私も、さくらちゃんの気持ちに共感したし、さくらちゃんがミシンで縫いやすいように、後ろからネットをふわっと持ち上げて、ネットに引っ張られることがないように、サポートすると、「ずっと縫っていられます」(途中で止めることがなく)と、さくらちゃんが笑顔を向けてくれました。

 あんなちゃんやみんなが考えた締め切りまでに、どうかネットが仕上がるようにと祈る気持ちを持ちながら、ミシンで縫われたネットが前に進んでいきました。

 どうかカメムシの被害がこれ以上ないように、これからも、出来る限りで、目の前のやるべきことに向かっていきます。