今年の作付けでみんなが楽しみにしている野菜、「ズッキーニ」! 私のチームでズッキーニの担当をさせてもらえることになって、とてもわくわくしています。
植え付ける畑は、ゆず畑、ゆず畑下、山小屋の畑です。
山小屋の畑を担当することは初めてで、離れた場所の畑で少し緊張しているのですが、この夏、たくさん、おじいちゃんの山に行けると思うと嬉しいです。
定植の前に草刈りや耕しをしに、まえちゃん、どれみちゃんと1日、山小屋で作業をしました。
朝から、どれみちゃんと一緒に管理機や草刈り機、害獣対策のネットを積んだ軽トラで移動しているだけで、仕事に出掛けるわくわくした気持ちになりました。
「たくさん進めて、いい畑になるようにするぞ!」
と意気込むだけで、元気がいくらでも湧いてくるようでした。
■夢を込めて畑を作る
畑に着くと、もうすでに、まえちゃんが草刈りを進めてくれていました。
2人が刈ってくれた後から、管理機をかけて畑を耕します。
私は管理機を使うのが初めてだったのですが、まえちゃんとどれみちゃんに使い方やポイントを教えてもらい、畑を耕し始めました。
機械を扱うのは緊張するのですが、普段みんながやっているところを見ているからか、すぐにコツが分かってきて、動かせるようになって楽しかったです。
畑をふかふかになるまで自分で耕すと、次の日の定植がずっと楽しみになりました。
次の日、まえちゃんがリーダーで、6人ほどのチームで、山小屋前へズッキーニの定植をしました。
畑に畝を立てるところから、害獣よけのネット張りまで盛りだくさんの予定です。山小屋を出発する正午までに終わるか、どきどきしながら始めました。
耕したばかりの畑はふかふかで、畝立てしていて、とても気持ちよかったです。
この時期に畝立てしていると、「ああ、夏が始まるなあ」と思ってわくわくします。
なのはなへ来て間もない子も多かったのですが、さくさくと進んでいきます。
今回の畝は、真ん中に深い筋をつけて、元肥代わりの牛肥を入れてから畝を作るので、栄養がたっぷりとある感じがして、作っていて嬉しくなりました。
■ネッシーのよう
牛肥を入れた後に、畝を均してから定植します。
その間に畑の外側では、穴開けドリルを使ってネット用の支柱を立て始まっていました。ここの畑はイノシシが出やすいので、害獣ネットは必須です。あっという間に支柱は立って、ぐるりと畑を囲みました。
ズッキーニは苗の時から、夏らしい青い良い香りがしています。
ピンと元気な苗を定植できることが嬉しいです。
地面に植え付けると、苗の双葉と高さの違う2枚の本葉がまるでネッシーのようで、土の中からひょこっと顔を出したみたいに見えて、とても可愛かったです。
すぐに水をやってから、害獣ネットを張り始めました。
くるくるとネットを広げていく人を追いかけて、支柱とネットをしっかりと結んでいく人、さらにそれを追いかけて下をペグで留めていく人に分かれました。
すごい速さで、たくさんの工程が進んでいきます。みんなでやることを分担しながら、スムーズに進むように、まえちゃんが指示してくれて、とても気持ちいい作業だなと思いました。
無事にぴったり12時で作業を終えて、古吉野に帰ることができて、達成感を感じられて嬉しかったです。
これから夏に向けて、美味しいズッキーニが採れるように手入れをしっかり頑張りたいと思います。
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