濃いピンク色の桃の花が咲いている頃、なのはなファミリーでは特別バージョンのセブンブリッジが開催されました。通常は室内で行われるセブンブリッジですが、今回は外で、桃の木の下でお花見をしながらのセブンブリッジです。桃の木の下に座敷を敷いて、各チームに分かれて行われます。
今回のセブンブリッジのテーマは「虫」です。カブトムシ、テントウムシなど、それぞれ昆虫のリーグに分かれて行われました。セブンブリッジ中に、お父さんが全体に昆虫のトリビアを紹介してくださって、セブンブリッジとトリビアの二重の楽しみを感じることができました。昔には、羽を広げて70センチにもなるトンボがいるなど、知らないトリビアばかりで、凄く面白かったです。
私は今回、初めてのセブンブリッジで、りなちゃんとペアで参加させてもらいました。私達が引いたカードは引きはよかったのですが、あと1枚が揃わないことが多く、大勝ちは経験できませんでした。マイナス得点が大きくなるカードを捨てるか、それともそのカードが揃うまで待つか、賭けだなと思います。
私がいたリーグは上品なプレーをするメンバーが多く、みんなマイナス得点が大きいカードは捨て、負け点を小さくする戦法でした。そのため、勝ち点が40など、本当に可愛い数字のゲームとなりました。
リーグのメンバーが凄く穏やかで、みんなで桃の花を見ながら穏やかな気持ちでプレーすることができ、とても心地よい時間でした。
他のリーグでは、マイナス点が大きい回があったり、1発上がりをした回があり、白熱していて、とても楽しそうでした。私がいるチームの、みつきちゃんは、桃の木に「勝たせてください」とお祈りをしたあと、本当に勝っていて、桃の木パワーは強かったです。
ただお花見するだけではなく、夜になると桃の木がライトアップされました。夕方とは異なり、ライトアップされると暖かさが増し、また違った美しさになると感じます。私は、桃の花見をするのは初めてで、初めてのお花見がこんなに豪華でいいのだろうかと感じました。
あっという間に時間が過ぎて、いよいよ順位の発表です。今回の罰ゲームをすることになったのは、どのリーグなのでしょうか……。
今回の最下位のチーム、つまり恒例の罰ゲームをすることになったのは、大会中悲鳴が飛び交っていたまえちゃん、りなちゃんのピンクチームでした。そう、りなちゃんが所属しているグループ、すなわち私も初回から罰ゲームを経験することに!
■ジェスチャーの長い物語
今回の罰ゲームはジェスチャーゲーム。1対1でお題を表現し、その他のメンバーは自分の順番がくるまで見ないように待機する、という方法で行われました。目隠しをしていると歓声や笑い声が聞こえてきました。そして何よりジェスチャーしている時間がとても長い。自分の番が来るまでの間、長いお題を覚えることができるか、お題は何なのか、緊張でドキドキでした。
いよいよ自分の番が来ました。何かに気づいたり、倒れたり、もくもくした何かが表されたり。ジェスチャーは本当に長く、覚えるのが難しかったです。次のメンバーに伝える時、自分でもこの動きが何を表しているのか分からなかったり、長すぎて忘れてしまったり、頭の中がハテナマークでいっぱいでした。私の中でクワだと想像していたものが、どんどん他のメンバーに伝わるにつれ、盆踊りの一部に変化していきました。最終的には、何かの昆虫が倒れたりしていたものが、完璧に盆踊りになっていました。一部始終を見ていたみんなもお題を回していた私達も、面白くて面白くて涙がでるほど笑いました。みんなで大爆笑できた時間が、本当に楽しかったです。
最終的に盆踊りとなったお題。元のお題は何だったのか、答え合わせの時間です。
答え合わせは、最初に動きを考えて演じてくれていた、まちちゃんのジェスチャーで行われました。
お題は、「カブトムシとクワガタが木の蜜を見つけて戦い、カブトムシが勝ったが、虫取りをしていた男の子が来て、捕まってしまった」というものでした。……とても長い。ジェスチャーの時間がとても長かったのも納得の、お題の長さでした。
これを、表情を使いながら、完璧に再現していたまちちゃんはジェスチャー女王だと思います。お題が分かって、盆踊りに変化していったことが、より一層面白かったです。
初回から罰ゲームを経験して、怖いもの無しになったような気がします。ですが、次回のセブンブリッジでは最下位を逃れて、罰ゲームを回避できますように。
とても華やかで穏やかな時間を過ごす事ができた、お花見セブンブリッジ。次回はどんなゲームになっていくのか、来月が楽しみです。