【4月号⑪】「雨の合間にみんなで植えよう! 1万株のジャガイモの植え付け」 よしみ

 

 「ジャガイモの植え付け、頑張るぞー!!」「おーっ!! 」
 お父さんとみんなの気合いのかけ声と共に、今年の春ジャガイモの植え付けが始まります。
 なのはなの畑作業で、春の大きなイベントの1つである春ジャガイモの植え付け。今年は河原上・下畑、保育園前畑、コムスリー畑、第2鉄塔畑、そして河原大畑に春ジャガイモを植えました。多人数で行い、ジャガイモを皮切りに、いよいよ春夏野菜がスタートしたことが、とても嬉しかったです。

 まずは畝立てから。ジャガイモは湿害に弱いため、重要な行程です。ランニングやイベント出演の合間の短い時間に、全員で一斉に畝立てをしていきました。畑によって土がフカフカのところや、粘土質の土で少し手強い畑などもありましたが、本当にたくさんの人でやれば、あっという間で嬉しかったです。
 初めにジャガイモを植え付けた河原上・下畑の作業では、お父さんとお母さんの指揮のもと、この日は週末だったためお仕事組さんとも一緒に植え付けを行いました。

 

■3回で開ける

 最初に、お父さんがジャガイモの植え付けの工程を1通り説明してくださって、そこからは、役割にそれぞれ分かれて、さあ、ジャガイモの植え付けが始まりです。

 ジャガイモを植えるための穴開けは、三角ホーで、1つの穴につき3回、土を掻いて穴を開けます。この3回という回数がポイントで、多い動作で穴を開けるのは効率が悪いため、「3回で開ける!」と意志を持って、少ない回数で穴を開けることがポイントです。穴開け選手権も開催され、1人1畝ずつ入って一斉に穴を開けていくのが、すごくスピード感があって楽しかったです。

 

 

 続いて、穴を開けた後から、2人組になったみんながコンテナに入ったジャガイモを置いていってくれました。
 この工程は、さくらちゃん・いよちゃんペアがとても速く、2人の息がピッタリですさまじい速さでジャガイモを穴の中に置いていく姿が、格好よかったなあと思います。

 

 

 穴開け部隊は、穴開けが終わり次第、ジャガイモの植え付けに入りました。植え付け方法はとてもシンプルです。最初に、ジャガイモを穴の中心にしっかり置いてあることを確認してから、もみ殻を1掴み分かぶせ、最後に畑の土をかぶせる。これで完了です。

 お父さんが教えてくださって、ジャガイモは謙光性なので、光が入らないように土はしっかりとかぶせることを意識しました。私は、両手を使って、一度に2か所ずつジャガイモを植えていったのですが、もみ殻を掴んで被せたり、その上から土を被せたりするのを両手で同時にパッパッとテンポ良くやっていくのがすごく楽しくて、夢中になって植え付けをできたなと思います。

 

 

 他のみんなも、ものすごいスピードでジャガイモをどんどん植えていて、スピード感を持って作業することができて嬉しかったです。作業中は、お父さんとお母さんが、「はい、次ここに入ってね!」と、次に自分がどの作業に入ったら良いかをその都度示してくださり、全体が流れるようにスムーズに作業が進んでいました。

 1回目の河原上・下の畑の植え付けは1時間半ほど。なのはなの畑の中でもかなり広い保育園前畑の植え付けも、穴開けから植え付けまでがわずか1時間ほどで終わっていきました。

 

 

■雨との勝負

 今年は雨の日が多く、元肥入れから畑の耕し、畝立て、植え付けまで、本当に雨との勝負といった感じでした。でも、みんなでやれば本当にあっという間に植え付けができていき、連続的な雨の日が続く前までに今年の春ジャガイモの植え付けが全て終わったときは本当に嬉しくて、最後にみんなで「ジャガイモの植え付け、終わったー!!!」と喜び合えた時間が、とても幸せでした。

 

 

 ジャガイモの植え付けをするために、お父さんやまえちゃんがお天気を見ながら植え付けまでの段取りを考えてくださったり、保育園前畑と河原大の広い畑は、須原さんが畝立て機を使って畝を立ててくださったことで、短期間で9枚の畑にジャガイモを植え付けることができありがたかったなあと思います。
 みんなで力を合わせて植え付けたジャガイモが、ぞっくりと揃って芽が出る日が待ち遠しいです。